【大学受験共通テスト2021】基幹3教科の平均点合計は19点アップ…旺文社が分析

 旺文社教育情報センターは2021年1月20日、2021年度大学入学共通テストの第1日程の平均点(中間集計)が発表されたことから、動向を分析した。公民、理科2で、科目間の平均点差が20点以上の科目があり、得点調整の可能性がある。

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 旺文社教育情報センターは2021年1月20日、2021年度大学入学共通テストの第1日程の平均点(中間集計)が発表されたことから、動向を分析した。公民、理科2で、科目間の平均点差が20点以上の科目があり、得点調整の可能性がある。

 前年比較の視点のひとつとして「基幹3教科」の平均点合計を示した。「基幹3教科」は国公立大志願者が受験する典型的な「5教科7科目」のうち、文系型にも理系型にも共通した入試科目。基幹3教科「国語+数学I・A+数学II・B+英語」の平均点合計は355.68点(600点満点)となり、前年のセンター試験より19.37点アップとなった。

 国語が小幅な平均点ダウンに留まる一方で、数学I・A、数学II・B、英語リーディングがアップし、英語リスニングはほぼ前年並み。数学II・B が大幅アップしており、平均点が60 点を超えれば、現行課程では初。気になるのが、「倫理」と「政治・経済」の平均点差が20.44 点、「生物」と「化学」の平均点差20.34点ということ。得点調整は原則として20点以上の平均点差が生じ、試験問題の難易差に基づくものと認められる場合に行われる。得点調整の実施の有無は1月22日に発表される。実施されれば出願動向に影響を与えるという。

 全体的にみて、主要科目で平均点の大幅ダウンがなく、基幹3教科の平均点合計はアップという中間集計となった。しかし、大学入学共通テストを利用するのが初めてなことと、受験生が抱く不安、コロナ禍で先の見通しが不透明な状況が、安全志向、地元志向を後押しすると予測される。一方で、今年は既卒生が大幅に減少。得点次第では初志貫徹、難関校へチャレンジという選択もあると分析している。

 共通テストの第2日程は1月30・31日に実施。特例追試験は2月13日・14日。国公立大学の個別(2次)試験の出願期間は、1月25日~2月5日となっている。なお、特例追試験の受験者の出願期間は2月15日~18日。
《田中志実》

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