緊急事態宣言後の自宅学習時間、親子ともに増加

 2020年の緊急事態宣言以降、3割以上の家庭で親子ともに自宅学習時間が増加したことがセガトイズの調査で明らかになった。半数以上の家庭で1時間前後の勉強時間の増加がみられ、6割以上の子どもが自主的に勉強時間を増加させていた。

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緊急事態宣言以降、子どもの自宅学習時間は増えたか
  • 緊急事態宣言以降、子どもの自宅学習時間は増えたか
  • 緊急事態宣言以降、自己学習時間はどの程度増加したか
  • 緊急事態宣言以降、子どもの自宅学習時間はどの程度増加したか
  • 自宅学習に使用したツール
 2020年の緊急事態宣言以降、3割以上の家庭で親子ともに自宅学習時間が増加したことがセガトイズの調査で明らかになった。半数以上の家庭で1時間前後の勉強時間の増加がみられ、6割以上の子どもが自主的に勉強時間を増加させていた。

 コロナ禍における自宅学習に関する実態調査は、2021年2月10日~2月12日、緊急事態宣言対象11エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・大阪・兵庫・岐阜・愛知・福岡・京都)の、1歳~12歳の子をもつ親600名を対象にインターネットで行った。

 2020年の緊急事態宣言以降の自宅での学習時間について、36%の子どもが「増えた」と回答。「変化なし」は56%、「減った」は4%だった。

 親の学習時間の変化を調べると、32%が自宅学習時間が増加したと回答した。うち「30分以上、1時間未満」が40%、「1時間以上、2時間未満」27%、「2時間以上、3時間未満」8%、「4時間以上」5%となり、8割の親が30分以上学習時間が増加していた。

 自宅学習時間が増加した子どものうち、増加した時間は「30分以上、1時間未満」がもっとも多く41%。「1時間以上、2時間未満」22%、「2時間以上、3時間未満」7%、「4時間以上」3%となり、7割以上の子どもが30分以上自宅学習時間を増やしていた。

 「自主的に学ぶツールを使用して自宅学習時間を増加させた」と回答した子どもは65%となり、日本玩具協会調べの2020年の年間おもちゃランキングTOP10では知育玩具6商品がランクインしている。緊急事態宣言以降の在宅勤務開始に伴い、スキマ時間を活用しスキルアップを目的とした勉強時間が、親も子も増加していることがわかった。
《勝田綾》

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