そんな保護者に、日本最大級の絵本ポータルサイト「絵本ナビ」編集長である磯崎園子さんと、児童書主担当であり副編集長の秋山朋恵さんからアドバイスをもらった。
絵本から読み物へ架け橋となる「幼年童話」の世界
--小学生の保護者からの「どうしたら自分から本を読むような子になるのか」という悩みを、よく耳にします。今まで絵本に慣れていた子供たちも、学校入学後、急に縦書きの国語の教科書が手渡され、ギャップに追いつけない子もきっと多いですよね。絵本から本にスムーズに移行するコツはあるのでしょうか。
秋山さん:おっしゃる通り、小学校に上がるタイミングでよく耳にするのが、絵本から読み物への移行問題です。「小学生になったのだから、絵本ばかりではなく、もっと字の多い本を読んでほしい」「どうしたら字の多い本をスムーズに読めるようになるの?」と気になる保護者の方が多いようです。
絵本と読み物は本自体の大きさや厚さなど装丁も違いますし、急に絵が少なくなって文字も多くなります。難なく自然に読めてしまう子も中にはいるかもしれないけれど、やはりたいていの子は戸惑います。それをきっかけに本から遠ざかってしまうこともありますね。
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秋山さん:そんな時に大切なのが、段階を追って、目の前の子供の状況に合った本を手渡していくこと。おすすめは、絵本と読み物をつなぐ存在である「幼年童話」です。
幼年童話は、年長から小学校1~2年生ぐらいの子供を対象とした読みものです。見かけはハードカバーで本に近いのですが、挿絵が多く、大きめで独特の存在感があります。字の大きさや量、話の長さの幅が広いのも幼年童話の特徴です。
たとえば、昔から読み継がれている幼年童話の名作に「いやいやえん」や「大きい1年生と小さな2年生」があります。年長や小学校1~2年生が主人公なので、どちらもぜひ、小学校入学前後に子供たちに読んでほしい本です。
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作:中川 李枝子
絵:大村 百合子
出版社:福音館書店
価格:1,430円(税込)
7編からなる童話集です。「ぐりとぐら」の作者、中川李枝子さんと大村(山脇)百合子さん姉妹のデビュー作品で、1962年の出版以来、長きに渡って親しまれています。リアルで身近な保育園の世界からなにげなくあっという間にファンタジーの世界へ飛び、また戻ってくるという不思議なお話。
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作: 古田 足日
絵: 中山 正美
出版社: 偕成社
価格:1,320円(税込)
体は大きいけれど弱虫の1年生のまさやと、体は小さいけれどしっかり者でけんかも強い2年生のあきよ。こわいものがたくさんあるまさやも、体が小さいことに強いコンプレックスを持っているあきよも、それぞれの悩みは本人たちにとっては深刻なもの。大人も読んでいるうちに自分が子どもの頃に感じていた悩みや感情を思い出し、子どもたちが目にしている毎日や世界がありありと感じられるような体験をするのではないでしょうか。
秋山さん:一方、これら名作の幼年童話であっても、小学校1~2年生の子供たちがいきなり1人で読むのは難しいのも事実です。子供たちに手渡すだけでは、「難しくて読めない」と子供と本の間に壁ができてしまうことも。だからと言って、本を読むことに慣れてきた小学3~4年生で読めば良いかというと、それには内容を幼く感じて飽きてしまうかもしれません。
こういった「親が読ませたい本」と「子供が読める本」のギャップを埋めるには、大人が読んであげることがおすすめです。読み聞かせすることにより、子供は耳で聴いて想像して、お話の世界を存分に楽しむことができるのです。先ほど紹介した幼年童話も章立てになっているので区切りやすく、読み聞かせの延長のようにして、寝る前などに少しずつ読むのにぴったりです。
--「寝る前などの読み聞かせは、何歳までして良いの?」といったことも気になるポイントかと。小学生でも読み聞かせして良いのでしょうか。
秋山さん:読み聞かせは赤ちゃんや未就学児に限ったことではなくて、お子さんが求めるうちは必要なことだと思っています。
大人が読んでほしいと思うようないわゆる名作といったものは、テキスト量が多く、文字を追うことに集中してしまって、本の世界に入り込むのが難しい作品も多いんです。1人ですらすらと読める子はそのままで大丈夫ですが、子供が「読んでほしい」と言う間は、何歳まででも読んであげるのが良いと思います。
--大人の間でも、俳優が名作を朗読してくれる「オーディオブック」のサービスが流行っていますね。年齢が上がっても、耳でお話を聴くというのは新鮮な時間なのかもしれませんね。
秋山さん:子供たちが本に親しむうえで一番大切なのは、本に書いてある文字や文章がすらすら読めるということよりも、まずはお話の世界を楽しむことだと考えます。そうして本の楽しさを知ることが、後々、1人で読む意欲にもつながります。また、読み聞かせは、親とコミュニケーションを取りたいとか、癒されたいという子供の気持ちも多分に含まれていると考えています。
とはいえ、やはり「子供自身で読めるようになってほしい」という願いもあるかと思いますので、段階を経て1人読みに適した本を手渡していくのも良いでしょう。たとえば、こぐまとその母親の掛け合いがユーモラスな「こぐまのくまくん」は、章立てになっているので、少しずつ読み進めることができ、1人読みに慣れていない子にもおすすめです。
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作: E・H・ミナリック
絵: モーリス・センダック
訳: 松岡 享子
出版社: 福音館書店
価格:1,100円(税込)
幼児の心理を巧みにとらえた、明るくユーモラスなお話に、アメリカの代表的な絵本作家センダックが、あたたかく個性豊かな絵を描いています。絵本から童話への橋渡しに最適。
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作: もりやま みやこ
絵: つちだ よしはる
出版社: あかね書房
価格:990円(税込)
月曜日、きつねの子は「きいろいばけつ」を見つけました。ばけつのことを大切に思うきつねの子の気持ちと、毎日ちゃんと元の場所にあるかどうかドキドキする気持ち。読む子どもたちも、あっという間にきつねの子の気持ちになって、1日1日、今日はあるかな? 今日はどうかな?と祈るような気持ちでページをめくることでしょう。そうしてやってきた1週間後の月曜日。はたして、きつねの子が発したひと言に、子どもたちは何を感じるでしょうか。
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作: 角野 栄子
絵: 佐々木 洋子
出版社: ポプラ社
価格:990円(税込)
おばけのアッチは、とてもくいしんぼ。ある日、夕やけの空をとんでいると、下のほうからとてもいいにおいがしてきました。
年齢ごとに異なる絵本の魅力を味わう
--絵本と読み物のグラデーションにある幼年童話なら、子供も違和感なく手に取ってくれそうですね。絵本から本への移行について、磯崎さんのお考えもお聞かせください。
磯崎さん:「小学生になったら、もう絵本は卒業した方が良いの?」と心配になる保護者の方もいるかもしれません。でも、まったくそんなことはありません。絵本と読み物では味わい方や体験する時間が異なりますし、言うなれば絵本というのは想像以上にずっと懐が深いのです。小学生や中学生でも、大人になっても、その年齢なりの味わい方ができるのが絵本の大きな魅力です。
さまざまな経験や感情の引き出しが増えてきた小学生のころに出会う絵本は、きっと鮮烈な記憶に残ります。本への興味は並行して育てつつも、「小学生になったら読み物」という区切り方をして絵本に触れる機会を逃したら、もったいないと思うのです。

わが家では、息子が小学校3~4年生までは、寝る前になると親に読んでほしい本を持ってきていました。配役を決めてセリフを読み合うこともあったりして、親子で楽しんでいました。1人読みもしていた時期ですが、自分で読むのとはまた異なる特別な時間だったようです。
心の緊張を和らげてくれる絵本との出会い
--親子それぞれにとって読み聞かせは思い出深い時間になりそうですね。さて、新学年での1学期を走り抜け、疲れが出やすい時期、そして親子で過ごす時間が増える夏休み。この季節にぴったりの絵本はありますか。
磯崎さん:私たち大人も、生きていたら未経験のことばかり。親子で気楽に楽しめる絵本をご紹介します。子供たちと一緒に読めば、緊張もほぐれ、リラックスできるはずです。
「スモンスモン」はドイツの絵本で、見たことのない景色と言葉あそびが続く世界に、読めば読むほどクセになり、脳がリフレッシュできる絵本です。また、猫好きのご家庭には人間がいない時間の猫の過ごし方がユーモラスに、リアルなタッチで描かれた「ねこは るすばん」もたまらないはず。大人気絵本作家・ヨシタケシンスケ氏の「あつかったらぬげばいい」は、大人と子供でいろいろな角度から楽しめるので、親子で面白いと感じるポイントの違いを観察してみるのもおすすめです。
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作・絵: ソーニャ・ダノウスキ
訳: 新本 史斉
出版社: 岩波書店
価格:1,980円(税込)
可愛らしいようだけど、なんだか不思議な風貌をした子がこちらを見て微笑んでいます。手にはまるくて美味しそうな果物を持っているみたいだけど…。さあ、あなたものぞきたくなったに違いない「スモンスモンの世界」。大人も子どもも関係ありません。どっぶり浸かってみてくださいね。ドイツからやってきた、異彩を放つ注目絵本。
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作: 町田尚子
出版社: ほるぷ出版
価格:1,650円(税込)
にんげん、でかけていった。ねこは、るすばん。さて、ここからは自由な一人の時間。のんびり存分に家でおひるねするんでしょ、いいなあ…とおもいきや。タンスの奥へゴソゴソ、ねこ、どこかへいくの?
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作: ヨシタケシンスケ
出版社: 白泉社
価格:1,100円(税込)
「ヘトヘトにつかれたら」「ふとっちゃったら」「だれもわかってくれなかったら」「せかいがかわってしまったら」…。2コマごとに展開する老若男女の疑問に、ユーモラスで痛快な答えが待っている。大人も子どもも楽しめる、ヨシタケ式心を緩める絵本が登場。大切な人への贈り物や、お守りのように側に置きたい1冊。
磯崎さん:また、小学生だからといって毎日お気楽に笑っていられるわけではなく、苦労や悩みも日々ありますし、最近の小学生はスケジュール的にも忙しいですよね。人間関係に悩んだり、初めての感情を持て余したりすることも多い多感な時期です。そんなとき、いろいろな感情と向き合うヒントを与えてくれる絵本を読むと、不思議と気持ちがスッと落ち着くことがあります。
「ひみつのビクビク」は初めての場所や状況に一歩入れない不安や緊張を、イマジナリーフレンドの「ビクビク」として分かりやすく表現し、実は周りのみんなもそれぞれ「ビクビク」を抱えていると知ることで乗り越える手助けとなってくれる1冊です。また、小学生のキーワードでもある「ウソ」について描いた「エイドリアンはぜったいウソをついている」は、大人も読む前と後で感覚が変わる体験ができます。
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作: フランチェスカ・サンナ
訳: なかがわ ちひろ
出版社: 廣済堂あかつき
価格:1,760円(税込)
新しい場所に行くのはちょっと怖いし、不安。だけど、私には小さな友達「ビクビク」がいる。ビクビクがいつもそばにいてくれるから、本当に怖い目にはあわないし、ちょっとずつ冒険をして、強くなれる。だけど、この国に引っ越してきたら、ビクビクは急に大きくなった…。
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文: マーシー・キャンベル
絵: コリーナ・ルーケン
訳: 服部 雄一郎
出版社: 岩波書店
価格:1,760円(税込)
エイドリアンはいつもひとりですわってる。机もぐちゃぐちゃだし、ぼんやり考えごとをしてるし、「うちには馬がいるんだよ」ってウソばかり話してる。でも母さんは「どうしてウソってわかるの?」って、わたしに聞くんだ……。自分とは「ちがう」ことを受け入れる子どもの心の葛藤や、想像の豊かさを、詩情あふれる絵と文で描く。
絵本で広がる子供の視野
--子供と絵本を読む中で新たな発見があることも多いです。親子で共に視野が広がったり、大人にとってもハッとするような学びがある絵本はありますか。
磯崎さん:世界にはさまざまな国の人がいて、学校にもいろんな子がいます。隣の席に座っている子さえも、自分とはまったく異なる感覚を持っている。でもその「違い」は、知ろうとしないと、なかなか見えてはきません。こんな時代だからこそ、常に「違い」というのは意識して持っておくべきテーマだと思います。
遠い国からやってきた女の子と、その子を受け入れる子供たち双方の感情の揺れを描いた「ランカ にほんにやってきたおんなのこ」は、これから一層身近になってくる多文化共生について考えるきっかけをくれます。また、「せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子」では、女の子がズボンを履くのが当たり前ではない世界が、たった150年前には広がっていたということに思い至り、自由を得るまでに先人が闘ってきたことに親子で気付けます。小学校3年生の実在する女の子が書いた文章による「二平方メートルの世界で」は、入退院を繰り返す日々の中で語られる言葉のひとつひとつが心に真っ直ぐ響く、ノンフィクションの絵本です。
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作: 野呂 きくえ
絵: 松成 真理子
出版社: 偕成社
価格:1,430円(税込)
主人公のランカは、花や緑あふれるふるさとの国から日本にやってきた10歳の女の子。日本語はまったくわかりませんが、日本の小学校に入ることになりました。下駄箱で靴を履き替えたり、体操服に着替えたり、給食があったり……と、ランカが行っていた学校とはちがう毎日にランカは一生懸命ついていこうとします。ランカとクラスメイトの男の子の間に生まれた、言葉を越えた思いを描きます。
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作: キース ネグレー
訳: 石井 睦美
出版社: 光村教育図書
価格:1,650円(税込)
女の子がズボンをはく。今では当たり前のことが、許されない時代があった。そんなことって、考えられる? それも、たった150年前の本当の話。女性はズボンをはいてはいけないという常識に疑問を投げかけ、非難されても抵抗した少女がいました。後に女性初の軍医として活躍し、フェミニストとして知られたメアリー・E・ウォーカーの幼い日を描く。
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文: 前田 海音
絵: はた こうしろう
出版社: 小学館
価格:1,650円(税込)
病室のベッドの大きさは、たて約2メートル、幅約1メートル。その周りをぐるりと囲うカーテンの中が入院中のわたしの世界のすべて。実在の小学3年生が書いた 「子どもノンフィクション文学賞」(北九州市主催)の大賞受賞作品に、当代一の人気絵本作家はたこうしろうが絵をつけた奇跡のコラボレーション。誰も予想できない30ー31ページ目の見開きと、ハートウオーミングなラスト。涙なしには読めない感動作。
本好きの子供を育てるコツとは
--秋山さんは以前、小学校の図書館司書として勤務されていたそうですね。子供の読書習慣について、司書としての立場から「本好きの子供に育てるためのアドバイス」をいただけますか。
秋山さん:まず、子供が本に自然に親しむために大切なのは、読書を特別なこととせず、日常にすることです。
たとえば、学校で読書感想文の宿題が出たときにだけ本を選んで読むとか、国語の宿題に合わせて本を読むというだけだと、読書と勉強が直結してしまい、何となく身構えてしまいます。たしかに読書が勉強に役立つ面があるのは事実ですが、最初から「読書イコール勉強」になると、本から離れていってしまう子供が多いのかなと思います。
そのうえで、読書を日常的なことにするための具体的なポイントは3つあります。
1.本に触れる機会を増やすこと
家族で図書館や書店などに一緒に行く機会を増やし、そこで好きな本を選ばせてあげてください。あくまで「好きな本」ということがポイント。児童書コーナーが充実している書店や児童書専門店だと、書店員さんの視点でじっくり選書されているので安心です。絵本ナビでも学年ごとやテーマ別に詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、親が読んでほしいと思う本を、お子さんの目につく場所や手が伸びやすい場所に「さりげなく」置いておくのもおすすめです。そうすると自然と、お子さんが気になって手に取ったり、時間の空いたときにふと「読んでみようかな」と思ったりすることも。「それまで待てない」という場合は、前半でお話したように大人が読んであげるのが良いと思います。
2.第三者の力を借りること
小学校に図書の先生がいたら、好きそうな本を子供にさりげなくおすすめしてほしいと、保護者の方からお願いしておくのも1つの方法です。私が司書をしていたときも、保護者の方から相談されたことがありました。私が紹介した本がお子さんの関心にマッチして、その子自身でどんどん本を読み進めるきっかけになったんです。私が知る限り、図書室の先生はこうした相談を喜んで受けてくださる方ばかりだと思うので、ぜひ力を借りてみてください。
また、図書室にあまり行かない子の場合には、学校で配布される「図書だより」に載っている本などを借りてくるよう、親が子供にお願いして、あえて子供が図書室に行く用事を作るというのも良い方法だと思います。
3.日常的に子供と本について話すこと
一部の大人の間では、読書会が流行っていますね。形式ばったものでなくても、友人などと読んだ本の話をシェアするのは楽しいものです。小学校の図書室でも、毎日のようにどこまで読んだのか報告しに来てくれる子がいましたし、今読んでいる本の内容を楽しそうに話してくれる子もいました。
話すといっても立派な感想を言い合う必要はないんです。「今どのあたりを読んでるの」という程度の問いかけで十分。子供の読書に興味を持ち、子供自身も内容を伝えようと試行錯誤することで、さらに子供の読むモチベーションにつながります。
磯崎さん:私自身も子供に「どんな話だった」と聞くのは大切なことだと感じています。親が知らない本でも子供は一生懸命ストーリーを教えてくれますし、さらに「どうしてそういう流れになったの」と質問すると、またそこから考えて教えてくれます。そういった対話の中で、自然と要約する力や読み込む力がついてくるのではないでしょうか。子供に内容を教えてもらうのも効果的だと思います。
秋山さん:子供時代に物語の世界に没頭した経験は、その子の人生に広がりを持たせ、豊かにしてくれるものです。とにかく、「本を読むのは楽しいこと」ということを子供たちに伝えていけると、本に苦手意識を持つことなく親しむことができるのではないでしょうか。
ところで保護者の皆さんは、最近読書していますか。大人が楽しそうに本を読む姿を子供に見せることは、大きな効果があると思っています。大長編のヒット小説を心して読む必要はありません。それこそ、幼年童話でも絵本でも「本」に楽しそうに触れている姿、それ自体が子供にとっての憧れになると思います。
磯崎さん:そうですね。直接的なコミュニケーションでなくても、本を媒介として親子の時間を楽しんでもらえると嬉しいです。
--大人もストレスなく「読む姿」を見せることができる絵本や幼年童話は、コミュニケーションツールにもなりますし、大人にとっての癒しにもなりそうです。本日は参考になる、楽しい時間をありがとうございました。
【絵本ナビ】小学生向け児童書コーナー
※本記事は2021年5月9日に開催した公開取材「絵本ナビ編集長&児童書担当に聞く!家庭で読書習慣を身に付けるコツ」の内容を編集したものです。