国土交通省は10月29日、タクシーに相乗りする運送サービスを認める新たな制度を11月1日から導入すると発表した。
タクシーの「相乗りサービス」は、配車アプリなどを通じて目的地の近い旅客同士を運送開始前にマッチングし、タクシーに相乗りさせて運送する。利用者が安心してタクシーに相乗りし、割安にドアto ドアで移動できるよう「相乗りサービス」の運賃は、乗車距離に按分する形で乗車前に確定する。
国土交通省ではタクシー事業者にとっても「相乗りサービス」を提供することで、利用者の利便性の向上を図り、新たなタクシー需要を喚起するとしている。
当面の間、利用客はマスクを着用し、旅客同士が隣り合わない座席指定など、必要な感染対策の実施をタクシー事業者に求める。また、実施状況を定期的にモニタリングし、バスとの整合性に留意しながら必要に応じて制度を見直す。