部活が大学受験に「好影響」6割…両立の鍵は?

 学習塾事業の湘南ゼミナールが主催する河合塾マナビスは2021年11月22日、「大学受験に関するアンケート」を発表した。部活動と大学受験の両立はマイナスだったと答えた部活生は約1割で、約6割がむしろ良い効果があったと回答した。

教育・受験 高校生
大学受験に部活動はどのような影響を与えていたと思うか
  • 大学受験に部活動はどのような影響を与えていたと思うか
  • 受験と部活動の両立において、実際に良かったと思ったこと
  • 大学受験に向けて受験モードに入った時期
  • 大学生になって、受験モードに入るべきだったと思う理想的な時期
  • 受験と部活動を両立する上で、周囲より時間当たりの学習効率を高めようとすることを意識していたか
  • 部活生の通塾率
  • 「部活動と受験の両立」をするうえでどのような塾が良いと思うか
 学習塾事業の湘南ゼミナールが主催する河合塾マナビスは2021年11月22日、「大学受験に関するアンケート」を発表した。部活動と大学受験の両立はマイナスだったと答えた部活生は約1割で、約6割がむしろ良い効果があったと回答した。

 学習塾事業の湘南ゼミナールが主催する河合塾マナビスは、2021年10月20日から27日の期間、入学試験を受けて大学受験に合格した部活生319名を対象に「大学受験に関するアンケート」を実施した。アンケートは、高校時代の部活動が週3回以上あり、さらに引退時期が高校3年生4月以降だった大学1~4年生を調査した。

 「大学受験に部活動はどのような影響を与えていたと思うか?」という問いに、約6割が部活動は受験に良い影響があったと回答し、しっかりと両立することで受験勉強との好循環を作ることができると回答した。

 さらに「受験と部活動の両立において、実際に良かったこと」については、受験を乗り切るための仲間ができた、生活にメリハリがついて効率が上がった等、部活動との両立に肯定的な意見があがった。

 「大学受験に向けて受験モードに入った時期」については、高校3年生の7月~9月が最多で、部活動の引退と同時に受験モードに切り替える高校生が多いことが推察される。一方、「受験勉強を始めるべきだった理想的なタイミング」としては高校2年生の7月~3月という回答が最多で、現実と半年~1年程度の遅れを感じている人が多いことがわかった。

 「受験と部活動を両立するうえで、学習時間の効率向上を意識していたか?」という問いには、約6割が「意識していた」と回答し、限られた時間の中で成績を伸ばす工夫をした人が多いことがわかった。また、「部活動と受験の両立をするうえでどのような塾が良いか?」という問いには自分のスケジュールやペースに学習を合わせられること、学習を管理するアドバイザーがいることが上位に選ばれた。河合塾マナビスで「部活動が終わった後に効率よく学習ができ、学習管理体制まで整っている塾が支持されている」と推察している。
《編集部》

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