女子中高生を対象としたマーケティング支援等を手がけるAMFは、「2022年のトレンド予測」を発表した。トレンドのリサーチに長けている「JCJK調査隊」のメンバーによる選考結果をもとに「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分けて予測している。 JCJK調査隊とは、AMFの運営する、数百名の女子中高生からなるマーケティング集団。おもに、クライアント企業のマーケティング支援、トレンド調査等、女子中高生の代表として活動を行なっている。 今回のトレンド予測では、「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門にそれぞれ6つ以上のコンテンツがノミネートした。 ヒト部門では、特に「IVE」さんへ注目が集まる結果となった。JC・JK流行語大賞2019上半期ヒト部門2位にランクインした「IZ*ONE」出身のメンバーを中心としたメンバー構成で、日本人1名、韓国人5名からなるガールズグループ。既にデビュー曲のダンス動画が動画メディア上で話題となっている。 モノ部門で選出された「ホカンス」は、おしゃれなホテルで気軽に旅行気分を味わえる、「ホテル」と「バカンス」の造語。JC・JK流行語大賞2021モノ部門の4位に選出された「渡韓ごっこ」を始め、気軽な感覚で海外旅行の気分を味わう体験がブームの兆しが見せている。 アプリ部門では、今後「歌詞入れ加工（Instagram）」に女子中高生の関心が高まると予測される。ストーリーズのミュージック機能を使用することで、写真に合わせた歌詞やエモい歌詞等を写真や動画と一緒に入れられる。歌詞入れ加工を行うことで「投稿の質が上がる」と人気が出ている。 コトバ部門で特に注目が集まっているのは「平成レトロ」。「平成ギャル」がJC・JK流行語大賞2021コトバ部門4位に選出されており、平成初期ブームが起きている。ルーズソックス、任天堂DS等、今では古いコンテンツが一周回ってかわいいと、現代の女子高生の目には新鮮にうつっているようだ。
