【高校受験2022】埼玉県公立高入試<理科>講評…昨年並みの難易度

 令和4年2月24日(木)、令和4年度(2022年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2022】埼玉県公立高入試<理科>講評
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 令和4年2月24日(木)、令和4年度(2022年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。埼玉県教育委員会が2022年2月21日(月)に発表した埼玉県公立高等学校入学者選抜志願確定者数は、全日制の普通・専門・総合学科の合計で、入学許可予定者数3万6,721人に対し、志願確定者数は4万265人で、倍率は1.10倍だった。

 リセマムでは、スクール21の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

<理科>講評
(スクール21 提供)



 昨年並みの難易度でした。今年は配点が全て3点か4点となっており、2点や6点の問題がありませんでした。配点から見ても、明らかな難問は出題されませんでした。

大問1・小問集合


 基本知識を問う、非常に解きやすい内容でした。

大問2・天体


 前半は典型的な太陽の日周運動の問題でした。基本的な問題だったので、正答できた受験生も多かったと思います。後半は暦の問題で珍しい出題でした。公転周期と太陰暦の差から、閏月の頻度を求める問題でした。計算自体は簡単ですが、式をどう作ったらいいかで悩んだ受験生もいたと思います。

大問3・消化と吸収


 記述も含め基本的な問題でしたので、得点しやすかったと思います。

大問4・気体の性質


 二酸化炭素や酸素は通常水上置換で集めますが、この問題の実験では、あえて下方置換で集めています。その理由を問う問題が出題されました。問題自体は難しくありませんが、あまり問われない箇所なので、戸惑った受検生も多かったのではないでしょうか。
 温暖化現象と絡めた問題が、最後に出題されています。この問題も文章に手がかりがたくさん書かれているので、難しいものではなかったのですが、しっかり読まないで解こうとすると、難しかったと思います。

大問5・力の問題


 「斜張橋」の問題が出題されました。見慣れない問題のように感じたことでしょう。この問題は力の大きさを三平方の定理を使って計算して、バネの全長を求める問題でした。計算自体は難しいものではありませんが、与えられたデータを使ってどのように式をたてるかで悩んだ受験生も、多かったと思われます。

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 このレポートは令和4年2月24日(木)に速報としてスクール21により作成されたもの。

協力:スクール21
《編集部》

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