旺文社教育情報センターは2022年5月2日、「2023年 新設予定の学部・学科情報（認可申請状況）」をWebサイトに掲載した。2023年度の入学定員は、現時点で前年度比4,637人増加予定。看護・医療系の申請が多く、データサイエンス系の新設予定も目立っているという。 「2023年 新設予定の学部・学科情報（認可申請状況）」は、2023年度（令和5年度）新設に向けて認可申請のあった学部・学科について、文部科学省が2022年4月までに公表した情報をまとめたもの。記載内容はすべて予定であり、今後変更があり得るとしている。 2023年度の大学1年次入学定員の増加予定数（新設や定員増にともなう既存学部等の定員減を差し引いた純増数）は、大学の新設が682人増、学部・学科の新設が1,270人増、3月末申請分の定員増が2,685人増で、合計4,637人増。今後、6月末の定員増の認可申請も控えており、今後さらに増加する見通し。 入学定員の増加は、既存の私立大学31校からの定員増2,685人が6割弱を占めている。エリア別では、三大都市圏所在の大学23校から計2,310人、三大都市圏以外の大学8校から計375人の定員増が申請されている。系統別では、法・経済・社会等の社会科学系が多い。一方、既存大学の学部・学科の新設によって純増する定員は1,270人。系統別でみると、法・経済・社会、看護・医療、理工の各系統が多い。 既存大学から設置の認可申請があったのは、22学部22学科。大分大学（医／先進医療科学）、新潟薬科大学（医療技術／臨床検査）、北陸大学（医療保健／理学療法）、大阪成蹊大学（看護）、日本文理大学（保健医療）、鹿児島国際大学（看護）等、例年どおり看護・医療系統の申請が多い。また、近年の数理・データサイエンス・AI教育の高まりから、一橋大学（ソーシャル・データサイエンス）、順天堂大学（健康データサイエンス）、北里大学（未来工／データサイエンス）、京都女子大学（データサイエンス）、大阪成蹊大学（同）等、関連分野の認可申請も目立っている。 「2023年 新設予定の学部・学科情報（認可申請状況）」は、旺文社教育情報センターWebサイトから閲覧できる。「2023年 新設予定の学部・学科一覧」も公開している。
