水ロケットは、作って打ち上げるごとにより、ものづくりを楽しく学ぶことができ、最新の宇宙・科学技術にもつながる教材と言われている。アジア・太平洋宇宙機関会議(APRSAF)水ロケット大会は2005年に北九州で第1回が開催されて以来、ほぼ毎年開催されている。アジア・太平洋地域の中高生および指導者を対象に、水ロケットを中心とした宇宙教育プログラムを実施し、宇宙・科学技術についての知識や技術の交換、文化関連施設の見学を行う等して、国際交流をはかっている。
2022年は代表選考から本大会まですべてオンラインで行う。オンライン開催にともない、今まで1チーム2名だった生徒の数を3名とする。参加申請は、代表者がチームごとにWebサイトにて行う。作文や水ロケットに関するレポート、距離計測記録と計測時の動画等により審査が行われ、7月中旬に日本代表が選出される。8月28日の日本代表研修後、10月中旬ごろに記録を提出し、11月5日に結果発表および国際交流イベントが行われる予定。
チームは、「日本の学校に在籍する教員1名と同校の生徒3名」あるいは、「日本の青少年団体や科学館等にて宇宙・科学技術関連の活動を行っている20歳以上の指導者1名と活動グループメンバー3名」とする。1校または1グループにつき、3チームまで応募可能。日本代表選考は、チームメンバーの記録を統合してチームで競うが、APRSAFオンライン水ロケット国際大会は、生徒各自で製作した水ロケットの打上げ記録を提出する個人戦方式で行う。