現役東大生、小学生の時よくした遊び…最多は「ゲーム」

 ひまわり教育研究センターは、現役東大生220人に「小学生のころによくした遊び、休日の過ごし方、1日のゲームのプレイ時間、1日のテレビの視聴時間」についてのアンケートを行った。小学生のころによくした遊びは「パソコン、携帯、テレビ等のゲーム」がもっとも多かった。

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小学生のころ、よくした遊び
  • 小学生のころ、よくした遊び
  • 小学生のころ、平日にパソコン、携帯、テレビゲームをどのくらい遊んでいたか?
 ひまわり教育研究センターは、現役東大生220人に「小学生のころによくした遊び、休日の過ごし方、1日のゲームのプレイ時間、1日のテレビの視聴時間」についてのアンケートを行った。小学生のころによくした遊びは「パソコン、携帯、テレビ等のゲーム」(82人、37.3%)がもっとも多かった。

 ひまわり教育研究センターでは、未来をはばたく子供たちを育てる保護者に有益な情報を伝えるため、日々研究調査を行なっている。子育て中の保護者の大きな悩みの1つは、「ゲーム、テレビ、YouTube等の動画視聴」との付き合い方であり、研究センターにも子供がゲームやYouTube視聴に夢中になって困っている、あるいはゲーム依存になるのを恐れて与えるべきかどうか悩んでいるといった相談が数多く届く。そこで、現役東大生220人に小学生のころによくした遊びや休日の過ごし方、テレビやゲーム等で遊んだ時間について実態調査をした。調査時期は2022年2月17日~2月19日。

 現役東大生220人に小学生のころによくした遊びについて尋ねたところ、「パソコン、携帯、テレビ等のゲーム」(82人、37.3%)がもっとも多い結果となった。次に多かった回答は、「スポーツ」(75人、34.1%)、「外遊び」(72人、32.7%)だった。

 次に、平日にテレビはどれくらい見ていたかという質問をしたところ、一番多い回答は、「毎日2時間程度」(52人、23.6%)だった。次に多かった回答は、「毎日1時間程度」(37人、16.8%)、「毎日3時間程度」(35人、15.9%)となった。

 平日にパソコン、携帯、テレビゲームをどれくらい遊んでいたかという質問をしたところ、一番多かった回答は「1日1時間程度」(53人、24.1%)で、次に多かったのは「1日2時間程度」(32人、14.6%)、「1日3時間程度」(29人、13.2%)だった。「1日3時間以上」と回答した現役東大生も20人(9.1%)いた。

 今回の調査において、現役東大生の小学生のころの遊び、休日の過ごし方の全体像が明らかとなった。現役東大生が平日によくした遊びで一番多かった回答は「パソコン、携帯、テレビ等のゲーム」で、現役東大生も小学生のころにゲームで遊ぶのが好きだったことがわかった。パソコン、携帯、テレビゲーム機で「遊んでいない」と回答した現役東大生はと少数派だった。現役東大生が子供のころのテレビの視聴時間は、「毎日2時間程度」がもっとも多く、次に多かった回答は、「毎日1時間程度」「毎日3時間程度」だった。テレビの視聴時間も意外に多いことがわかった。今の小学生ならYouTubeの視聴時間にも該当するだろう。

 今回の調査を通して、小学生がテレビやゲーム等のデジタル機器の遊びと上手に付き合うためには、オセロや将棋、トランプ、プロック等の昔からある遊びをしたり、休日には外遊びやスポーツを楽しみ、科学館や博物館に出かけたりと、テレビやゲーム以外の遊びを家族や友人と楽しむ時間を持つことが大切であるということが判明した。さらに、テレビやゲームは、ある程度の時間内で楽しみ、かつきちんと学習を重ねれば、学力を高めるうえで問題はないこともわかった。

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《千葉 智加》

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