塾に通う目的1位、高校生「受験対策」中学生は?

 塾・予備校に通い始めた目的について、中学生は「学校の成績を上げたかったから」、高校生は「受験対策がしたかったから」がもっとも多いことが、スタディプラスが発表した調査結果より明らかになった。

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 塾・予備校に通い始めた目的について、中学生は「学校の成績を上げたかったから」、高校生は「受験対策がしたかったから」がもっとも多いことが、スタディプラスが発表した調査結果より明らかになった。

 スタディプラスは2022年7月7日~7月8日にかけて学習管理アプリ「Studyplus」上で中学生・高校生のユーザーを対象に「塾・予備校に関するアンケート調査」を実施、現在通塾中のユーザー1,243人から現在通う塾・予備校の種類や目的、通塾に至った決め手を聞いた。

 塾・予備校に通い始めた目的は何でしたか?という問に対して、1位は、中学生が「学校の成績を上げたかったから」(69.6%)、高校生が「受験対策がしたかったから」(76.4%)。学年別では、中学1年生から高校1年生にかけては「学校の成績を上げたかったから」、高校2年生から高校3年生にかけては「受験対策がしたかったから」がトップに。塾の種類別では、全体および集団指導の通塾理由はほぼ同じ傾向で、「受験対策がしたかったから」が約7割、「学校の成績を上げたかったから」が約5割。個別指導では「学校の成績を上げたかったから」が約6割、自立型指導では「受験対策がしたかったから」が約8割と、全体の数値を上回る結果になった。

 次に塾・予備校に入塾することを決めたのは、どなたでしたか?塾・予備校に入塾することにした「決め手」は何でしたか?の問に対しては、学年が上がれば上がるほど、入塾の決定者の割合で「本人」が増える傾向に。中学1年生は「保護者」が「本人」を上回った。また、入塾の「決め手」に関しては、すべての学年で「通いやすい立地だったから」が1位。中学生では「ライバルと競い合える環境があると思ったから」「地元や友人の間で評判が良かったから」の割合が高く、高校生では「カリキュラムが自分向きだと思ったから」の割合が高い結果になった。

 通う塾・予備校を知ったきっかけは何でしたか?の問に対しては、中学生は「親が知っていた」が1位で約4割。2位「友人や先輩からの口コミ」、3位「現地を通りかかって見つけた」と続き、高校生では「友人や先輩からの口コミ」が1位、「親が知っていた」が2位に。また「SNSの投稿」「インターネット広告」が、中学生と比較すると上位に位置した。

 今の塾・予備校に通い始めたタイミングについてどう思いますか?の問に対しては、全学年で「ちょうどよかったと思う」が多数派の結果になった。中学3年生、高校3年生の受験学年では、「遅かったと思う(もっと早く始めておけばよかった)」の割合が増加していた。

《千葉 智加》

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