戦争について考える「平和祈念展 in 豊島」11/9-14

 平和祈念展示資料館は、2022年11月9日~14日に「平和祈念展in豊島 -戦争を知らない子どもたちへ-」と合同展示「マンガで学ぶ戦争と平和」をとしま区民センターにて開催する。11月12日には映画「硫黄島からの手紙」も上映。入場料は無料。

教育イベント 小学生

 平和祈念展示資料館は、2022年11月9日~14日に「平和祈念展in豊島 -戦争を知らない子どもたちへ-」と合同展示「マンガで学ぶ戦争と平和」をとしま区民センターにて開催する。11月12日には映画「硫黄島からの手紙」も上映。入場料は無料。

 「平和祈念展in豊島 -戦争を知らない子どもたちへ-」は、戦争を知らない子供たちが辛い戦争の時代を生き抜く力を知り「あの戦争はなんだったのか」を学び、平和の大切さを考えるきっかけになることを目的に開催。第二次世界大戦における兵士、戦後強制抑留者(シベリア抑留者)、海外からの引揚者の苦しく辛い体験を知ることができる代表的資料を紹介する。戦争体験をわかりやすく伝えるために描いた紙芝居やカルタ等、約130点を展示。

 展示会場の兵士コーナーには臨時招集令状(赤紙)や千人針(お守り)、戦後強制抑留コーナーには手製の食器類や袖なしの防寒外套、抑留を体験した斎藤邦雄氏が描いたマンガ、辛い抑留生活をユーモラスに描いた全48枚の特大パネル「シベリア抑留いろはかるた」等を展示。海外からの引揚げコーナーには、引揚者の女性が亡くなった赤ちゃんの布おむつを作り直して4歳の娘に着せた手製のワンピースや引揚者が使用したリュックサック等の実物資料が展示される。

 また、「豊島区制施行90周年・非核都市宣言40周年 平和祈念事業」として合同展示「マンガで学ぶ戦争と平和」と映画「硫黄島からの手紙」の上映も開催。

 合同展示「マンガで学ぶ戦争と平和」では、赤塚不二夫氏、手塚治虫氏、藤子不二雄らが若手のころに住んでいた伝説のアパート「トキワ荘」があった豊島区が約30点と、戦争体験者が描いたマンガを数多く所蔵する資料館10点の合計約40点の漫画を展示する。漫画を通して戦争と平和について考え学ぶことができる。

 豊島区は、戦争で傷つきながらも、強かに生き抜く東京の庶民を描いた「風太郎不戦日記」を当時の豊島区の写真を交えて紹介。資料館は、満州・奉天(ほうてん)、現在の瀋陽(しんよう)で敗戦を迎え、命からがら日本に引揚げてきた漫画家のちばてつや氏が、創作活動の原点となった子供時代の引揚体験を描いたマンガやパネル等を展示する。

 「平和祈念展in豊島 -戦争を知らない子どもたちへ-」は、としま区民センター 7階の会議室にて、合同展示「マンガで学ぶ戦争と平和 豊島区×平和祈念展示資料館」は8階の多目的ホールにて開催。開催期間は11月9日~14日の6日間で午前9時30分~午後5時まで。入場料は無料。

 映画「硫黄島からの手紙」の上映は、8階多目的ホールにて11月12日午後1時30分~のみ上映。当日先着順で申込は不要。

◆豊島区制施行90周年・非核都市宣言40周年 平和祈念事業
日時:2022年11月9日(水)~14日(月)9:30~17:00
入場料:無料
会場:としま区民センター(〒170-0013東京都豊島区東池袋1-20-10)
アクセス:JR他各線「池袋駅」(東口)から徒歩7分
【平和祈念展in豊島 -戦争を知らない子どもたちへ-】
展示会場:7階・会議室
【マンガで学ぶ戦争と平和 豊島区×平和祈念展示資料館】
展示会場:8階・多目的ホール
【映画「硫黄島からの手紙」上映】
日時:2022年11月12日(土)13:30~16:00
※開場13:00
申込:不要(当日先着順)


硫黄島からの手紙 [Blu-ray]
¥973
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
硫黄島からの父の手紙
¥1,320
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《日高紋佳》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top