日本デジタル芸術スポーツ文化創造機構は、2023年1月9日まで「JOMON DAYS SATELLITE」を東急プラザ銀座で開催している。三内丸山遺跡センター協力のもと、出土品約140点を展示。VR体験、ワークショップ、講演会も行う。入場料は中学生以上700円、小学生300円、未就学児無料。
近年、縄文時代の独特な暮らしぶりや文化は、「かわいい」「面白い」といった新たな視点で話題を集め、現在「SDGs」の観点からも、気候変動に対応し、自然の一員として自然の恵みを大切にしたその文化が注目されている。
三内丸山遺跡は、青森県青森市に所在する国の特別史跡。今から5,900年前～4,300年前の日本最大級の縄文時代の集落跡。遺跡の存在は江戸時代から知られているが、平成の大発掘で全体が把握された。2021年には「北海道・北東北の縄文遺跡群」の中核の遺跡として世界遺産登録され、また、出土品の一部は国の重要文化財に指定されている。
「JOMON DAYS SATELLITE」は、「縄文デイズ JOMON DAYS」イベントの1つ。三内丸山遺跡センター協力のもと、博物館や美術館等で140点という出土品を展示するイベントとして、およそ25年ぶりの開催となる。完全なかたちの板状土偶や、墓に副葬された実物のヒスイ製大珠、縄文時代を解明するための重要な情報源である魚骨や種子、炭化したクリ材等を展示する他、時代の流行があらわれるさまざまな縄目模様の土器を展示。
ワークショップでは、「ミニチュア土器づくり体験」を木・日曜日、「勾玉づくり体験」を月・火・水・金・土曜日に、1回あたり6組12人限定で、平日3回、休日は4回行う。
また、フォトスポットでは、土偶のパネルと一緒に写真を撮ることができる。さらに、撮った写真に2025年までSDGsにどのように向き合っていくかの目標を記入し、2025年に掘り返すタイムカプセル「2025年の私たちへ」も実施。
その他、業界の異なる専門家たち、ワンオー・プロデューサーの松井智則氏、パノラマティクス主宰の齋藤精一氏、三内丸山遺跡センター所長の岡田康博氏、建築家の隈研吾氏を迎え、それぞれの切り口で縄文文化について語る講演イベントも予定している。
さらに、まるで遺跡に行ったかのように竪穴住居を見渡すことができる「VR体験」もできる。また、訪日外国人も楽しめるように、英語および中国語の多言語でも展示をしている。入場料は中学生以上700円、小学生300円、未就学児無料。入場には電子チケットの購入が必要。申込みはWebサイトより2023年1月9日まで受け付ける。
なお、他に「縄文デイズ JOMON DAYS」イベントの1つに、ワークショップイベント「JOMON DAYS WORKSHOP」が10月22日・23日にアリオ橋本（神奈川県）で開催される。詳細はWebサイトで確認できる。
◆JOMON DAYS SATELLITE
日程：2022年10月1日（土）～2023年1月9日（月）
※2023年1月1日（日・祝）は東急プラザ銀座閉館のため休み
場所：東急プラザ銀座4F
チケット購入締切日：2023年1月9日（月）21:00
入場料：中学生以上700円、小学生300円、未就学児（小学生未満）無料
電子チケット購入場所：Webサイトより購入
※ 13歳以上は体験可、7歳以上は保護者の同意で体験可、6歳以下は体験不可
【ワークショップ】
時間：
＜平日（3回）＞14:00～15:00、16:00～17:00、18:00～19:00
＜休日（4回）＞13:00～14:00、15:00～16:00、17:00～18:00、19:00～20:00
定員：1回あたり6組（12人）限定
※内容は日替わりで変更
・ミニチュア土器づくり体験：木、日
・勾玉づくり体験：月、火、水、金、土
【講演会イベント】
日時・テーマ・講師：
2022年10月29日（土）15:00～16:00「縄文文化とファッション」松井智則氏（ワンオー・プロデューサー）
2022年11月26日（土）13:00～14:00「縄文Xソーシャルデザイン」齋藤精一氏（パノラマティクス主宰）
2022年12月17日（土）15:00～16:00「世界遺産 三内丸山遺跡へ行ってみよう」岡田康博氏（三内丸山遺跡センター所長）
2022年12月24日（土）15:00～15:30「縄文という未来」隈研吾氏（建築家）
