【大学受験2023】東京都立大の3学部、物理で出題ミス

 東京都立大学は2023年2月26日に実施した、理学部、都市環境学部、システムデザイン学部の一般選抜(前期日程)、および特別選抜(私費外国人留学生入試・帰国子女等)入試において、物理の設問に出題ミスがあったことを公表した。

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【大学受験2023】東京都立大の3学部、物理で出題ミス
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 東京都立大学は2023年2月26日に実施した、理学部、都市環境学部、システムデザイン学部の一般選抜(前期日程)、および特別選抜(私費外国人留学生入試・帰国子女等)入試において、物理の設問に出題ミスがあったことを公表した。

 3学部の物理選択の受験者数は1,263人。合格発表は3月8日だった。対応措置として、当該設問に対する正答を2つとし、再度採点・合否判定を行った。結果、新たに1名の追加合格者が出た。該当者とは、個別に対応しているという。

 出題ミスは、物理の設問2の問1(3)。「導体棒を放したすぐ後」という表現を用いているが、この表現は「導体棒を放してから、短い有限な時間の後」と「導体棒を放してから、無限に短い時間の後」の、2つの解釈が可能で、どちらの解釈をとるかによる複数の正答が存在していた。

 合格発表後、外部機関から情報提供を受け、検討した結果、3月19日に出題ミスと判明した。大学は、受験生に影響を与えるミスが発生したことを真摯に受け止め、チェック体制を見直すとともに、問題点検を徹底し、再発防止に努めるとしている。

《宮内みりる》

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