【GW2023】東京国立博物館特別展「東福寺」5/7まで

 東京国立博物館は2023年5月7日まで、特別展「東福寺」を開催する。東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会で、伝説の絵仏師・明兆による記念碑的大作「五百羅漢図」現存全幅を修理後初公開するとともに、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類も一堂に展観する。

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特別展「東福寺」
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 東京国立博物館は2023年5月7日まで、特別展「東福寺」を開催する。東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会で、伝説の絵仏師・明兆による記念碑的大作「五百羅漢図」現存全幅を修理後初公開するとともに、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類も一堂に展観する。

 東福寺は、鎌倉時代前期に摂政・関白を務めた九条道家(くじょうみちいえ)が、奈良の東大寺と興福寺とを合わせたような大寺院の創建を発願し、開山として円爾(聖一国師)(えんに しょういちこくし)を招いて建立した禅宗寺院。

 南北朝時代には京都五山の第4に列し、本山東福寺とその塔頭(たっちゅう)には中国伝来の文物、建造物や彫刻・絵画・書跡等、禅宗文化を物語る多くの特色ある文化財が伝えられている。

 国指定を受けている文化財の数は、本山東福寺・塔頭合わせて国宝7件、重要文化財98件、合計105件におよぶ。そのうち東福寺所属の絵仏師・吉山明兆(きっさんみんちょう)は大部の禅宗画を数多く描き、代表作に近年大修理の完成した重要文化財「五百羅漢図(ごひゃくらかんず)」がある。

 展覧会は、第1章「東福寺の創建と円爾」、第2章「聖一派の形成と展開」、第3章「伝説の絵仏師・明兆」、第4章「禅宗文化と海外交流」、第5章「巨大伽藍と仏教彫刻」となっており、5月7日まで第1章「東福寺の創建と円爾」では重要文化財「遺偈」を公開。第3章「伝説の絵仏師・明兆」では重要文化財「五百羅漢図」の第40号幅、「白衣観音図」、第5章「巨大伽藍と仏教彫刻」では「東福寺伽藍図」を公開する。

 展示作品、会期、展示期間、開館日、入館方法等については、今後の諸事情により変更する場合があるため、展覧会公式Webサイト等で確認すること。なお、会期中は一部作品の展示替えを行う。詳細は、展覧会公式サイトに告知する。

◆特別展「東福寺」
会期:2023年3月7日(火)~5月7日(日)
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日 ※ただし、3月27日と5月1日は開館
会場:東京国立博物館 平成館(上野公園)
観覧料金:
一般 2,100円
大学生 1,300円
高校生 900円
※中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料。入館の際に障がい者手帳等を提示する
※特別展チケットで、会期中観覧日当日1回に限り、総合文化展も観覧可能

《いろは》

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