エクスペディアは2023年11月29日、「年末年始の旅行に関する意識調査」の結果を公表した。2023年の年末年始、費用を考慮せず旅行できるなら約3割が「海外旅行」を希望しており、実際に検索されている海外旅行先は近場のアジア、理想はハワイやアメリカ本土などの遠方であることが明らかになった。
「年末年始の旅行に関する意識調査」は、2023年11月6日と7日、25～55歳の男女で、少なくとも2、3年に一度は休暇旅行をする人を対象にインターネットで実施した。サンプル数は400名。
2023年の年末年始の旅行について聞いたところ、半数近くの人が「年末年始の旅行を予定している」と回答。 費用を考慮せず旅行できるとしたら、約3割が2023年の年末年始は「海外旅行がしたい」（「海外・国内両方の旅行がしたい」を含む）と答えた。また、円安の状況が旅行するかどうかの判断や旅行先の選択に影響があったかを尋ねたところ、3人に1人（35%）が「影響した」と回答した。
エクスペディア、およびホテルズドットコム上の宿泊施設検索数のデータによると、2023年の年末年始に人気の海外旅行先は「台北」、ついで「ホノルル（ハワイ）」「ソウル」「バンコク」「台湾（台北以外）」がランクイン。 王道のハワイ以外は、近場のアジアの国々が上位を占める結果となった。
一方、費用を考慮しない場合のランキングをみてみると、1位は「ハワイ」、ついで「アメリカ本土」「オーストラリア、ニュージーランドなどオセアニア諸国」「台湾」「イタリア」「グアム・サイパン」がランクインした。実際の検索ランキングとは異なり、アジア以外の遠方の旅行先に行きたいと考える人が多いことがわかった。
旅行における各費用について、節約派か贅沢派か聞いたところ、「交通費」は約9割が節約派、「宿泊費」も6割が節約派であると回答。一方で、「食費」においては約7割が贅沢派であることがわかった。往復の交通手段や宿泊施設にお金をかけない分、現地での食事などにお金をかけたいと考えている人が多いようだ。
年末年始の旅行の予約タイミングについては、「出発日1か月前を切ってから予約」と回答した人が31％となった。理由としてもっとも多かったのは「1か月より前だと自身、もしくは同行者の仕事の予定がわからないため」であった。
最後に、海外での年越しやカウントダウンイベントへの参加経験について聞いたところ、3人に1人が「参加経験あり」、または「参加したことはないが、してみたい」と回答している。 エクスペディアによると、ニューヨーク、シドニー、台北ではカウントダウンイベントが行われるため、年越しの瞬間を過ごすのに適しているという。
