福岡女学院大学は2023年12月20日、福岡女学院大学短期大学部の2025年度以降の学生募集を停止すると発表した。2024年度入学生と在学生についての教育、進路支援などについてはこれまで同様に対応。短期大学が培ったこれまでの力を、大学の教育機能強化へ集中するとしている。
福岡女学院大学短期大学部は1964年の開設以来、「神を畏れ奉仕に生きるよき社会人としての女性を育成する」という方針に基づく教育により、高等教育機関として社会で活躍する2万2,000人を超える卒業生を社会に輩出してきたという。
だが、18歳人口の減少と四年制大学志向など近年の社会状況は大きく変化し、福岡女学院大学短期大学部でも学生募集では厳しい状況が続いてきたという。今後について慎重に検討を重ねた結果、12月1日に開催した理事会において、2024年4月入学生の受入れをもって学生募集を停止することを決定した。募集は停止するが、短期大学が培ったこれまでの力は、大学の教育機能強化へ集中するとして理解を呼びかけている。
2024年度（2024年4月）の入学者を含む、すべての在学生が充実した学生生活が送れるよう、教育、進路支援などについては、これまで同様に万全を尽くしていくとしている。今後は、福岡女学院大学短期大学部の英語科の教育方針を継承し、変化する社会のニーズに柔軟に対応できる大学機能強化に向けた改組改編の構想を進めるという。
