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勉強して行きたくなった「世界遺産ランキング」2位は日本の

 世界遺産アカデミー・世界遺産検定事務局は2024年4月25日、「勉強して行きたくなった世界遺産ランキング2024年版TOP50」を公開した。1位はフランス共和国の「モン・サン・ミシェルとその湾」、2位は日本の「屋久島」、3位はアメリカ合衆国の「イエローストーン国立公園」となった。

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勉強して行きたくなった世界遺産ランキング2024年版TOP50
  • 勉強して行きたくなった世界遺産ランキング2024年版TOP50
  • 1位 モン・サン・ミシェルとその湾(フランス共和国)
  • 2位 屋久島(日本国)
  • 3位 イエローストーン国立公園(アメリカ合衆国)
  • 4位 マチュ・ピチュ(ペルー共和国)
  • 5位 姫路城(日本国)
  • 6位 ケルンの大聖堂(ドイツ連邦共和国)
  • 7位 アントニ・ガウディの作品群(スペイン)

 世界遺産アカデミー・世界遺産検定事務局は2024年4月25日、「勉強して行きたくなった世界遺産ランキング2024年版TOP50」を公開した。1位はフランス共和国の「モン・サン・ミシェルとその湾」、2位は日本の「屋久島」、3位はアメリカ合衆国の「イエローストーン国立公園」となった。

 調査(アンケート)は、世界遺産学習が世界遺産に対する関心をどのように広げるのかを明らかにするとともに、世界遺産検定受検者が興味・関心をもつ世界遺産を調査することで、検定教材や制作物、プロモーションの質を向上させ、今後の受検者満足度を高めていくことを目的としている。対象は2023年11~12月に実施した「第54回世界遺産検定」の受検者で、有効回答数は1,422名。

 「勉強して行きたくなった世界遺産ランキング」の1位となったのは「モン・サン・ミシェル」。映画のモチーフとしても有名な美しい景観を直に見てみたいという意見が多く寄せられたという。名物グルメも楽しみのひとつになっているようだ。2位には日本の自然遺産「屋久島」がランクイン。日本で唯一、登録基準(ⅶ)が認められている点や「垂直分布」への興味を示すコメントが多く、勉強すると価値や魅力がいっそう感じられるようだ。3位は最初の世界遺産のうちの1件であるイエローストーン国立公園。間欠泉などの景観美はもちろん、「ウィルダネス」(手つかずの自然)の概念を感じてみたいという意見が多く見られたという。

 上位には有名な遺産が並んだが、「ヴェネツィアとその潟」が過去の調査と比べて大きく順位を下げるなど、オーバーツーリズムや気候変動の問題が頻繁に報じられるようになった影響も感じられる。一方、第54回検定のメインビジュアルだった「アルベロベッロのトゥルッリ」が上位にランクインするなど、やはり知ること・勉強することは「行きたい」気持ちを呼び起こす重要なきっかけになっていると言えそうだ。

 Webサイトでは、番外編として、「卒業旅行で行きたい」「大人の修学旅行で行きたい」世界遺産のランキングも掲載している。

◆勉強して行きたくなった世界遺産 TOP10
1位 モン・サン・ミシェルとその湾(フランス共和国)
2位 屋久島(日本国)
3位 イエローストーン国立公園(アメリカ合衆国)
4位 マチュ・ピチュ(ペルー共和国)
5位 姫路城(日本国)
6位 ケルンの大聖堂(ドイツ連邦共和国)
7位 アントニ・ガウディの作品群(スペイン)
8位 アルベロベッロのトゥルッリ(イタリア共和国)
9位 タージ・マハル(インド)
10位 知床(日本国)

《中川和佳》

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