テンプル大学ジャパンキャンパスは2024年8月5日、世田谷区三軒茶屋に630平方メートル(約190坪)の地下1階地上2階の3階建てで、ドライサイエンスラボ、40人収容の教室、フィットネスセンターなどを備えた「アウル・センター」をオープン予定であると発表した。
テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、大学生活のさらなる充実とスチューデントサクセス(学生の成功)の促進のため、大規模施設をオープンする。新施設は、テンプル大学のマスコットであるOwls(フクロウ)にちなみ、「アウル・センター(Owl Center)」と名付けられた。リベラルアーツとSTEM(科学、技術、工学、数学)教育の拠点となり、ヨガやフィットネスクラス、クラブ活動、日常のトレーニングなど、学生の健康とウェルビーイングをサポートするとしている。
アウル・センターは、三軒茶屋の栄通り周辺に開設する施設としては、5月にオープンした三茶オフィスに続く4番目のサテライト施設となる。三茶オフィスには、約20の教員オフィス、職員オフィス、複数の個室ブース、会議スペースが設けられている。これにより、TUJのメインビルディングに学生のための学習エリアと教室が増設できるようになったという。
TUJは、日本における国際教育の推進に努めている。近年では学生数の記録的増加、観光・ホスピタリティ・イベントマネジメント学科、eスポーツ修了証プログラムなど、新たな専攻学科やプログラムを導入。また、コンピューターサイエンス学科の拡充、教職員の採用強化、各都道府県との包括協定の締結を行い、2025年1月には新たにTUJ京都を開設する。2019年に世田谷に移転して以来、TUJは成長を続けており、日本国内外での認知度も高まっている。
TUJのマシュー・ウィルソン学長は、「最新かつ最大のサテライト施設を開設できることを大変嬉しく思います。活気ある三軒茶屋地区に位置するこの新しいセンターは、学生に優れたリソースと機会を提供し、学術面を支援し、健全で協力的な環境を促進します。TUJが拡大を続けるなか、この施設は、日本における質の高い国際教育を提供するという私たちの使命において重要な節目となります」とコメントを寄せた。