自分力が未来を切り拓く力に、チャイルド・アイズで育む本物の学力

 「イード・アワード2024幼児教室」において2つの部門賞を受賞したチャイルド・アイズ。教育第3事業本部チャイルド・アイズ運営本部 関藤有紀氏に、幼児期の学びの本質について聞いた。

教育・受験 未就学児
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関藤有紀氏
  • 関藤有紀氏
  • ブロック教材を紹介する関藤有紀氏
  • カード教材を紹介する関藤有紀氏
  • 受賞の喜びを語る関藤有紀氏

 「イード・アワード2024幼児教室」において、チャイルド・アイズが「教材が良い幼児教室」「授業プログラム充実の幼児教室」の2つの部門賞を受賞した。

 知能育成(知育)と受験対策の2つの柱で幼児教育を展開する「チャイルド・アイズ」。そのカリキュラムは、変化が激しく先行きが読みにくい現代に対応したもので、「未来を切り拓く“本物の学力”」を育む内容として保護者から高い支持を得ている。教育第3事業本部チャイルド・アイズ運営本部の関藤有紀氏に、教育理念やその特徴について話を聞いた。

チャイルド・アイズ

正解のない教材で身に付く思考力

--イード・アワード2024幼児教室において、「教材が良い幼児教室」「授業プログラム充実の幼児教室」の2つの部門賞を受賞されました。おめでとうございます。

 ありがとうございます。教材も、授業プログラムも、すべてのお子さまたちに個別に寄り添い、意欲と思考力を伸ばすために工夫をこらして作ってきたものです。今回の受賞は今までの私たちの取組みやお子さまたちへの想いが形になったということだと受け止め、大変嬉しく思っています。

--具体的に、どのような教材を使われているのですか。

 チャイルド・アイズでは、知能因子論に基づきお子さまの脳をバランス良く刺激する100種類以上の教材を用意しています。ブロックやカードなど、お子さまたちにとってはおもちゃのような感覚で楽しめる工夫がされています。

 これらの教材は正解がなく、使い方や声掛け次第で多様な遊び方や考え方を引き出すことができます。基礎から大人でも悩むような応用まで対応できるため、お子さまひとりひとりの個性に合わせた取組みが可能です。

 また、正解を設けないことで、お子さまの初めての発言や興味を観察し、その気付きの瞬間に寄り添った声掛けを重視しています。これにより、お子さまたちは自分で考え、発見するプロセスを通じて本物の思考力を育むことができるのです。

ブロック教材を紹介する関藤有紀氏

--声掛けが非常に重要なのですね。

 私たちは、お子さまたちが楽しく学べる環境を提供するため、「受容」の姿勢を大切にしています。お子さまたちが自分の考えを表現し、それを受け入れてもらうことで、小さな成功体験を積み重ね、思考の幅を広げてほしいと考えています。

 否定されたり、強制されたりすると自由な発想が抑えられてしまうため、否定的な言葉は極力使わないように心がけています。たとえば、机の上の物が気になり、取りに行こうとするお子さまには「歩いてはいけません」と制止するのではなく、「これが気になったのね」とまず行動を受け止めます。そのうえで、「椅子の後ろを通って座れるかな?」とミッション形式で伝えることで、楽しみながら行動を導くようにしています。否定を避けたコミュニケーションが、お子さまたちの成長を支える重要なポイントだと考えています。

少人数制できめ細やかに“待つ”姿勢で育む学びの力

--授業プログラムについて教えてください。

 未就学児向けに「知能育成」と「受験対策」の2つのコースをご用意しています。知能育成コースは最大4名、受験コースは最大8名までの少人数制を採用し、お子さまひとりひとりの表情や声にしっかりと寄り添える環境を整えています。

 両コースの特徴は、答えを最初から教えるのではなく、お子さま自身が考えて答えを導き出すことを大切にしている点です。新しい発見や学びの喜びを感じられる授業を展開しています。そのため、私たちは「待つ」ことを重視。小さなお子さまはすぐに答えを求めることが多いですが、じっくり考え、試行錯誤する時間を確保することで、自ら学び取る力と自信を育むことを目指しています。

 また、お子さま同士の学び合いも大切にしています。少人数制だからこそ、お友だちの考えも聞きやすく、時には良い刺激を受けることもあります。ただし、比較や競争ではなく、ひとりひとりの考え方や成長のペースを大切にしながら、互いに高め合える関係性を築いていけるよう心がけています。

--教材を使い、学びを深める方法について、詳しく教えていただけますか。

 たとえば、具体物である積み木やカードを使った活動から始まり、それが図形の理解や、数の概念、さらには抽象的な考え方へと発展していくようにしています。具体から抽象までの理解を深められるよう、同じ教材でも基礎的な扱い方から、より高度な使い方まで、お子さまの理解度に合わせて柔軟に対応できる教材だからこそできる授業展開となっています。

--ご家庭との連携は、どのようにされていますか。

 授業後には必ず保護者にお時間をいただき、その日のようすをお伝えしています。その際に、ご家庭で学びを深められるような声掛けを保護者からお子さまにしていただけるように、具体的にご提案しています。

--たとえばどのような提案をしているのでしょうか。

 お子さまが教室で初めて教材に触れた感動を一緒に振り返る時間を設けていただくよう、お願いをしています。授業で使用した教材を家庭でも活用し、「こんなふうに遊んだよ」「こんなことを知ったよ」と、お子さまが保護者に伝えたい気持ちを引き出すことで、言語化能力が育まれます。これにより、学びを深め、理解がより定着します。

 私たちは、ご家庭での振り返りが効果的になるよう、保護者の方々に声掛けのコツをお伝えし、細やかなサポートを心掛けています。

カード教材を紹介する関藤有紀氏

思考力を育むための土台作り

--思考力を育むために特に大切にされていることは何でしょうか。

 私たちがもっとも大切にしているのは、お子さまの「自己肯定感」を育むことです。自分の考えを大切にし、それを表現することで得られる小さな成功体験の積み重ねが、「考えることが楽しい」という気持ちにつながっていきます。

 特に力を入れているのが、自分の考えや経験を「言語化」する力の育成です。小さなお子さまにとって、自分の想いを言葉で表現することは簡単ではありません。特に2歳、3歳といった未就園児の場合、ご家庭では保護者が表情から意図を汲み取ってしまいがちです。私たちは授業の中ではできるだけお子さまが自分の言葉で話すまで待つようにしています。そして、「こんな言葉が使えたね」「こんなふうに考えたのね」と、お子さまの言葉をしっかりとすくい上げ、表現する喜びを感じられるような声掛けを行っています。

 保護者からは「チャイルド・アイズに通うようになってから、話が広がるようになりました」「説明がとても上手になりました」という喜びの声をいただくことが多く、特に小さいお子さまほど、その変化に著しいものがあるようです。

--そういった積み重ねが、本物の学力を育んでいくのですね。

 これからの時代は、正解がひとつとは限らない問題に直面することが増えていくでしょう。そんな時代を生きていくうえで必要なのは、与えられた答えをなぞる力ではなく、自分で考え、判断し、新しい答えを生み出していく力です。

 私たちはそれを「自分力」とよんでいます。お子さまそれぞれが持っている宝石のような可能性を、どう輝かせていくか。それは小さいころからの「考えることが楽しい」という経験の積み重ねによって育まれていくのです。

 そのため、私たちは知育の段階から、考える楽しさ、発見する喜び、表現する面白さを大切にしています。それは受験対策においても同じです。なぜなら、本当の意味での「学力」とは、単なる知識の暗記ではなく、考え、理解し、それを自分の言葉で表現できる力だと考えているからです。

--今後の展望についてお聞かせください。

 変化の激しい時代だからこそ、私たちは「自分力」を育む教育の重要性がますます高まっていくと考えています。プログラミングなどの新しいコースも始めていますが、そこでも「考える力」「自分で導き出す力」を育むという本質は変わりません。

 これからも、お子さまひとりひとりの可能性を信じ、その成長をじっくりと支援していける教室であり続けたいと思います。今回の受賞を励みに、より一層質の高い教育プログラムを提供していきたいと考えています。

受賞の喜びを語る関藤有紀氏

 「答えありき」の授業をせず、同じ教材でも、子供の発想や理解度によって無限の広がりをもつという柔軟な教育展開をするチャイルド・アイズ。そこには、子供たちひとりひとりの可能性を信じ、大切に育もうとする確かな理念が感じられる。単なる知識の習得や受験のための学力向上だけではない、子供たちの中にある「考える力」を育むという姿勢と、その力を引き出すために、否定せず、待ち、寄り添う教育手法は、まさに現代の教育に必要な示唆を与えてくれているといえるだろう。

 変化の激しい時代だからこそ、確かな思考力と豊かな自己表現力を育むチャイルド・アイズの教育は、これからの子供たちの未来を支える大きな力となっていくに違いない。

チャイルド・アイズ
《田中真穂》

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