イード・アワード2025「幼児教室」で、「めばえ教室」が優秀賞と部門賞「効果がある幼児教室」「面倒見が良い幼児教室」を受賞した。半世紀近くにわたって実践を続ける「めばえ教室」の特長、子供や保護者に支持される秘訣について、東雲教室の岩本薫先生に話を聞いた。
遊びながら「頭を働かせる楽しさ」を経験
--このたびは「イード・アワード2025幼児教室」にて優秀賞、さらに「効果がある幼児教室」「面倒見が良い幼児教室」の部門賞のご受賞、誠におめでとうございます。ご受賞をどのように受け止めていただいていますか。

ありがとうございます。本当にうれしく思っております。多くの幼児教室がある中で「めばえ教室」を選んでいただいたことは、私たち講師の大変励みになっております。今後も自信をもって幼児教育に携わっていきたいと思っております。
--「めばえ教室」の特色について教えてください。
大きな特色は、「遊びながら頭を働かせる楽しさ」をたくさん経験し、思考力の基礎を育むということです。子供の知的好奇心を引き出し、「読み」「書き」「計算」などの学力の基礎となる力を育てます。めばえ教室は少人数制で、発達段階にあわせた「オリジナルの教材」を使用しております。〇×をつけるだけの教材ではなく、知識を詰め込む、教え込むという教え方でもありません。具体物を使って遊びながらたくさんの経験をすることで、思考力や記憶力を高めます。
めばえ教室はどのように答えを導き出したのか、そのプロセスを大切にしています。そして、年齢を重ねていくと「自分の考えを論理的に言葉で伝えることが楽しい」と思える環境づくりもしています。また、友達と遊ぶ知的ゲームなどの教材を通して、コミュニケーション能力も伸ばしていきます。自らで考える力、たくましく生きる力、いわゆる「非認知能力」を育てていくことが特色だと思っています。
創設からの伝統、基礎学力の礎を培う

--1979年の創立以来、教室が大切にしてきた伝統や積み重ねてきた実績についてお聞かせください。
45年という本当に長い歴史がある教室です。現在、通室している会員さまの中に親子2代でめばえ教室に通ってくださっている方もいます。保護者の方からは、「自分が通っていて自信がついたので、ぜひ子供にも通わせたかったです」「本当に楽しかったという幼少期の記憶があります」というご意見もいただきました。
45年前から多くの方が「めばえ教室」の指導を通じて基礎学力の礎を築き、その後の成長にお役立ていただいたこと、その実績の積み重ねが保護者の皆さまにも支持されていると実感します。
--部門賞「効果がある幼児教室」を受賞されました。効果を実感してもらうことは難しい面もあると思いますが、そのために特に注力されている取組みについて教えてください。
1年間のカリキュラムの中に、年2回の個人面談と1回の「ステップアップ診断」というものがあります。お子さまがどの領域・活動に興味をもち、伸びているかを細かく診断します。また、診断は講師と1対1で行うので、お子さまがどのようにして問題に取り組んでいるか、その姿勢というのもしっかり見ます。加えて、授業でのようすや成長について、個人面談で細かくお話をしております。
保護者の方から、お子さまのご家庭でのようすを伺う機会にもなっています。持ち帰った教材を使って「こうするんだよ」と先生役になって説明してくれたとか、「今日こんなふうにやったよ」「これ楽しかったよ」「お母さん見て」「お父さん見て」と話してくれたのだといったエピソードを聞くと、本当に楽しかったのだと感じ、うれしくなります。子供は楽しくなければ、帰宅してからで教材を広げたり、ほかの人に話したりしないので、面談や診断を通して、こうした声を伺えるとよかったと実感します。
細やかな対応で臨機応変に子供と寄り添う
--部門賞「面倒見が良い幼児教室」も受賞されています。面倒見の良さが効果につながっているとも考えられますが、具体的にどのようなサポートを行っているかお聞かせください。

幼児期は成長のスピードがひとりひとり異なるため、講師が寄り添い、それぞれに合わせたサポートを行っています。たとえば、1つの図形を作るにも、速くできる子もいれば、じっくり取り組む子もいます。その過程で集中して手を動かし、試行錯誤する姿をしっかり見守ります。
そして「ここまで頑張って考えたのはすごいね!」などの言葉をかけ、完成させたことや、ヒントをもらってできたこと、時間いっぱいまであきらめなかったことを認め、成功体験を積み重ねることを大切にしています。
また、理解度の高いお子さまへのサポートも行っています。たとえば、図形の教材では台紙の向きを変えることで、少し難易度が変化するものもあり、そちらに取り組むことでステップアップすることができます。こうした工夫は、具体物を使う教材だからこそできるサポートであり、少人数制ならではの取り組みです。
フラワーデスクという講師を中心とした円形の机なので、手が届きやすく、いろいろなお子さまと対面でコミュニケーションがとれます。これにより、教材の向きを変えるなどの臨機応変なサポートができます。たとえば「少し横にしてみよう」と声をかけたり、じっくり考える時間を与えたりしながら、お子さまの取り組みを丁寧に見守ります。
授業後には、個人票に授業のようすを細かく書き留め、面談で保護者の方にお伝えします。1コマごとのお子さまそれぞれに合わせた細やかな対応を大切にしています。講師同士で振り返りを行い、より良いサポートにつなげています。
※個人票…めばえ教室では、お子さまの授業中のようすや日頃の取組みをまとめた学習記録を、面談の際にお伝えしております。
遊びの感覚で楽しく思考力・記憶力を伸ばす

--その細やかに対応されるというのが、少人数という環境で温かい雰囲気になっているからこそ、お子さんが楽しんでいることにつながっているのですね。
私たちは「勉強」という言葉を使わず、「お遊び」と言っています。なので、子供たちは勉強している感覚もなく、難しい作業もしながら、遊びの感覚で楽しく思考力、記憶力を伸ばしていきます。
勉強は年齢を重ねる中でプリント教材などを使って伸ばしていけます。だからこそ、私たちは遊びを通じて学びの“根”をしっかりと育てることに力を注いでいます。

--非認知能力という言葉もありましたけれども、まさにその部分ということですよね。
そうです。そして、答えを出した経過が大切です。〇×ではなく、過程を説明できる環境を作り、自信をつけるという根っこの部分を育てる学習方法は、プリント学習との大きな違いだと思います。
--印象的だったお子さんなど、いらっしゃいますか。
めばえ教室では発表する機会を多く設けています。たとえば、4枚の絵を時系列に並べてお話しする教材がありますが、人前で話すことに恥ずかしさを感じ、口を閉ざしてしまうお子さまもいます。そこで私たちが大切にしているのは声かけです。「先生にだけ教えて」と小さな声で話してもらい、「それを先生がみんなに伝えて良い?」と確認しながら、一言でも発表できたらしっかり褒め、少しずつ話せるように導きます。
こうした成功体験を重ね、自信をつけていくお子さまの姿はとても印象的です。地道な取り組みですが、卒業するころには、みんなの前で堂々と話せるようになっていたことが本当にうれしかったです。
--今後予定されているサービスなど、貴社の展望をお聞かせください。
3年前に学研グループ入りをしたことで、より多くの教育情報に触れることができるようになり、また、生徒の皆さまにもより幅広いサービスを提供できるようになりました。講師歴が長くなっても、研修や情報交換を通じて常にブラッシュアップし、一律の質の高いサービスを提供できるよう努めます。また、社会の変化に敏感にアンテナを張り、講師自身が学び続ける姿勢を忘れないことを大切にしていきたいと考えています。
生徒の皆さまにも、「めばえ教室」でしっかり基礎学力の礎を育んでいただき、その後自分の興味ややりたいことにあわせて学研グループのさまざまなサービスをお選びいただくことで、自分の夢や目標を実現していってほしいと思います。
--ありがとうございました。

発表力や思考力は一朝一夕で身に付くものではない。講師がひとりひとりに寄り添い、成功体験を積み重ねることで、子供たちは自信をもって成長する。こうした丁寧な取り組みが、今回の受賞につながったのだと強く実感した。温かく寄り添う講師、楽しみながら学べる質の高い教材など「めばえ教室」の魅力を再認識させてもらった。
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