大阪市立自然史博物館は2026年10月17日から11月8日まで、テーマ展示「化石を楽しむ2026」を同館本館1階ナウマンホールで開催する。毎年10月15日に日本古生物学会が指定する「化石の日」にちなんだ企画で、普段は収蔵庫に保管している化石標本を一般公開する。常設展入館料(大人300円、高大生200円)で観覧できる。
「化石の日」は、化石や古生物学の認知度を高め、生命や地球の歴史への人々の興味関心を高めるきっかけとなることを趣旨として始まった取組み。2026年度のテーマ展示では、古生代の無脊椎動物化石、中生代の植物化石、新生代の脊椎動物化石を展示する。ニッポニテス(異常巻きアンモナイト)なども展示対象に含まれている。
展示期間中の開館時間は、10月31日までが午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)、11月1日以降は午前9時30分から午後4時30分(入館は午後4時まで)となる。休館日は月曜日。常設展入館料(大人300円、高大生200円)で観覧できる。中学生以下、障害者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の人は無料(要証明)。30人以上の団体割引もある。
関連行事として、10月24日に古生物学セミナー2026「謎の奇獣パレオパラドキシアにせまる~瑞浪市で新たにみつかった全身骨格~」が同館本館1階講堂で開催される。講師は瑞浪市化石博物館の学芸員・安藤佑介氏が務める。
パレオパラドキシアは、約2,300万年前から1,200万年前の北太平洋沿岸域に生息していた束柱目に属する絶滅した海生哺乳類。2022年6月、岐阜県瑞浪市釜戸町の土岐川河岸に露出する瑞浪層群宿洞層(約1,650万年前)から、ほぼ全身の骨格が発掘された。セミナーでは、パレオパラドキシア瑞浪釜戸標本の発見・研究・展示に至る過程を中心に、この生物の研究史についても解説される。
セミナーはYouTubeを使った同時配信も実施される。会場での聴講は先着170名で、申込み不要。会場に来場した先着100組にはパレオパラドキシア瑞浪釜戸標本のガイドブックが配布される(なくなり次第終了)。同時配信を視聴できなかった人向けに11月23日まで、見逃し配信も行われる。参加費は無料だが、博物館での聴講の場合は入館料が必要となる。
また、今回のテーマ展示では同館が現在進めている「アロサウルスの新復元骨格導入に対する寄附金」の募集についても紹介する。同館のアロサウルス復元骨格は、1974年の開館時にユタ大学自然史博物館の復元骨格の複製品として導入されたもの。しかし、それから半世紀近くが経過し、古生物学の研究は骨をつなぐ筋肉の付き方やコンピュータによる動き方のシミュレーションなどにより大きく進展している。同館では、同じ生物の復元でも研究によってこれだけ姿が変わることを示すため、現有の復元模型に加えて新しい復元を追加することを目的に寄附を募っている。
◆テーマ展示「化石を楽しむ2026」
会期:2026年10月17日(土)~11月8日(日)
時間:10月31日(土)までは9:30~17:00(入館は16:30まで)、11月1日(日)からは9:30~16:30(入館は16:00まで)
会場:大阪市立自然史博物館 本館1階 ナウマンホール(大阪市東住吉区長居公園1-23)
観覧料:常設展入館料(大人300円、高大生200円)
※中学生以下・障害者手帳など持参者(介護者1名含む)、大阪市内在住65歳以上は無料(要証明)
◆古生物学セミナー2026「謎の奇獣パレオパラドキシアにせまる~瑞浪市で新たにみつかった全身骨格~」
日時:2026年10月24日(土)13:30~15:00(開場13:00)
会場:大阪市立自然史博物館 本館1階 講堂(大阪市東住吉区長居公園1-23)
※YouTubeを使った同時配信あり
募集人数:先着170名(講堂での聴講)
参加費:無料(博物館での聴講の場合は入館料が必要)
申込方法:申込み不要

