トヨタ自動車が年内に発売予定の新型『ヴィッツ』が燃費26.0km/リットルで登場することが判明した。『マーチ』26.0km/リットル、『フィットHV』や来年投入予定の『デミオ』30.0km/リットルなど、コンパクトカーの燃費競争が加速している。新型ヴィッツでは、新開発の直列4気筒1300ccエンジンとCVTを採用、アイドリングストップ機能搭載車で26.0km/リットル、通常モデルが24.0km/リットルと、新型ではボディサイズも若干大きくなるがマーチと同じ燃費を達成している。一方のマーチは直列3気筒1200ccエンジンのCVT車にアイドリングストップ付きで26.0km/リットル、通常モデルで24.0km/リットル、新型ヴィッツではマーチに対して4気筒エンジンの静粛性とボディサイズ拡大による居住性を強調するとみられる。また、最近発表された、スズキ『スイフト』は直列4気筒1200ccエンジンのCVT車で23.0km/リットル。マイナーチェンジしたホンダ『フィット』は直列4気筒1300ccエンジンのCVT車で24.5km/リットル、ハイブリッドモデルで30.0kmリットルと、このセグメントにおける燃費改善が進んでいる。来年にはマツダ「デミオ」が30.0km/リットルで登場してくるなど、今後は30.0km/リットル付近での燃費技術の開発競争となりそうだ。話題のハイブリッドモデルも、このセグメントにおいては、価格も重要なポイントとなり燃費における圧倒的な存在とはならないようだ。