教育テスト研究センター(CRET)は、12月7日に公表されるPISA(OECD生徒の学習到達度調査)の結果を国内外の教育関連の研究者が分析するシンポジウム「研究者によるPISA2009レビュー〜日本の教育はPISAとどう向き合うか〜」を12月10日に開催する。 PISAとはOECE(経済協力開発機構)が2000年から3年ごとに行っている調査で、数学的リテラシー、読解リテラシー、科学的リテラシーを主要3分野として、知識と技能についてOECD加盟国・非加盟国の15歳の生徒を対象に行っている。前回の2006年調査では、57か国・地域から約40万人の生徒が参加し、日本では無作為に選定した約6,000人の生徒が参加した。 今回行われるシンポジウムでは、最新の2009年調査の結果公表を受けて行われる。PISAの調査紙を作成するオーストラリアのテスト機関ACERからSue Thomson氏の基調講演をはじめ、韓国やフィンランド、ドイツ、日本といった各国の分析が研究者によって行われる。 参加費は無料で、日英同時通訳もある。会場は東京国立オリンピック記念青少年総合センター。参加申し込みはCRET研究会シンポジウムまで、メールまたはFAXにて行う。◆研究者によるPISA2009レビュー〜日本の教育はPISAとどう向き合うか〜 基調講演 Sue Thomson先生(ACER、オーストラリア)−各国分析− 韓国:Ki Jong Rhee 先生(Kookmin大学、韓国) フィンランド:渡邊あや先生(熊本大学) ドイツ:近藤孝弘先生(名古屋大学大学院) 日本:松下佳代先生(京都大学)−パネルディスカッション− ファシリテーター:澤野由紀子先生(聖心女子大学) ゲストパネリスト:平林正吉氏(文部科学省初等中等教育局)