22年の出生数は対前年微増するも平成3番めの少なさ…厚労省1/1発表

 厚生労働省は1月1日、平成22年の人口動態統計の年間推計を発表した。出生数は1,071,000人で対前年比で微増しているものの、平成に入りもっとも少なかった平成17年、21年に次ぎ3番めに少ない数となっている。

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図1 出生数及び合計特殊出生率の年次推移
  • 図1 出生数及び合計特殊出生率の年次推移
  • 人口動態総覧の年次推移
  • 第1表 人口動態総覧の年次推移
  • 人口動態総覧、前年比較
 厚生労働省は1月1日、平成22年(2010年)の人口動態統計の年間推計を発表した。出生数は1,071,000人で対前年比で微増しているものの、平成に入りもっとも少なかった平成17年(1,062,530人)、21年(1,070,035人)に次ぎ3番めに少ない数となっている。

 出生数は第2次ベビーブーム(昭和46年~48年;48年の2,091,983人がピーク)以降減少しており、過去20年(平成2年~21年)では、平成6年の1,238,328人をピークに、微増減を繰り返しながら減少を続けている。

 出生年と学年は完全には一致しないものの、来年受験対象となる12歳、15歳、18歳を出生数から見ると、今年12歳になる平成11年生まれは118万人(前年120万人)、15歳になる平成8年生まれは121万人(前年119万人)、18歳になる平成5年生まれは119万人(前年121万人)となっており、前年比で15歳のみ増加するものの、いずれも大きな変化は見られない。

 厚生労働省では出生のほか、死亡、自然増減、死産、婚姻、離婚の各推計数も発表している。死因順位は悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の順で、過去20年間変わらない。

 なお、上記の数値は平成21年までは確定数、平成22年は推計数となっている。
《田村麻里子》

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