文部科学省の中央教育審議会は1月31日、第74回総会において、「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(答申)を取りまとめて公開した。 若者の「学校から社会(職業)への移行」や「社会的自立」が円滑に行われていない現状をふまえ、幼児期から高等教育に至るまでの体系的なキャリア教育の推進と各学校段階における取組み・推進方策の重要性について示している。 また、生涯学習の観点に立ったキャリア形成支援の必要性を述べ、「学校から社会(職業)へ移行した後の学習者への支援」や「中途退学者や無業者等への支援方策」等の充実についてや、地域・産業界、保護者、関係行政機関との連携の在り方についても触れている。 公開された資料の概要は以下のとおり。内容はホームページ上で閲覧することができる。◆今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)序章 若者の「社会的・職業的自立」や「学校から社会・職業への移行」を巡る経緯と現状第1章 キャリア教育・職業教育の課題と基本的方向性第2章 発達の段階に応じた体系的なキャリア教育の充実方策第3章 後期中等教育におけるキャリア教育・職業教育の充実方策第4章 高等教育におけるキャリア教育・職業教育の充実方策第5章 生涯学習の観点に立ったキャリア形成支援の充実方策第6章 キャリア教育・職業教育の充実のための様々な連携の在り方