東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の3県を除く44都道府県にて、24日正午にアナログ放送が終了。25日午前0時には停波する。 24日正午のデジタル放送への移行に伴い、ブルーバック(青地)になっていたアナログ放送画面は、アナログ停波と共に「砂嵐」と呼ばれる状態となる。 総務省が3月に発表した調査結果によれば、地上デジタル放送受信機の世帯普及率は94.9%。対応テレビの普及率は91.1%だった。ただし同調査の調査対象者には、80歳以上の世帯が除外されていたことから、調査結果の信ぴょう性に疑問を唱える声もあがっていた。 総務省では、高齢者への地デジ普及対応策として、被災3県(岩手・宮城・福島県)を除く44都道府県の市町村役場を中心に、「地デジ臨時相談コーナー」を8月26日まで設置するほか、経済的な理由で地デジ受信への対応ができない世帯へ、チューナーの無償給付などを行っている(NHK放送受信料全額免除世帯が対象)。