ゼネラルモーターズ(GM)の2011年上半期(1〜6月)の世界販売台数が前年同期比9%増の454万台となり、5年ぶりに首位となった。GMは中国など新興市場で販売を伸ばし、首位を奪還した。過去4年間トップだったトヨタ自動車は、東日本大震災による部品不足で生産が停滞、同11%減の372万台と低迷した。トヨタは、同14%増の409万台となったフォルクスワーゲン(VW)にも抜かれて3位に転落した。トヨタはサプライチェーンの問題が解消し、9月から本格的に増産する計画だが、2011年通年のグローバル販売は793万台となる見込みで、年間トップの座はGMに譲る見通し。ただ、トヨタは2012年には世界生産台数を890万台とし、首位奪還を狙う。