ゲリラ雷雨は8月末がピークか? ゲリラ雷雨メールで対策

 ゲリラ雷雨やゲリラ豪雨の発生で、停電や交通機関への影響が出ているが、ウェザーニューズは8月18日、7月末から8月中旬のゲリラ雷雨発生回数および今後予想されるゲリラ雷雨発生傾向を発表した。

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 ゲリラ雷雨やゲリラ豪雨の発生で、停電や交通機関への影響が出ているが、ウェザーニューズは8月18日、7月末から8月中旬のゲリラ雷雨発生回数および今後予想されるゲリラ雷雨発生傾向を発表した。

 7月末は全国的にゲリラ雷雨が発生しやすい状況になり、8月上旬も予想以上にゲリラ雷雨の発生が多くなった。一方で、8月中旬には高気圧の張り出しが強まり、比較的発生は少なくなった。

 しかし、期間を通して山沿いでは連日のように発生し、7月22日から8月15日までで、福島県で232回、栃木県で263回、群馬県で213回のゲリラ雷雨が発生。被災地周辺でも昨年と比べて発生が多く、シーズンを通してみると、全国的に昨年より3割以上多く発生する見込みという。

 今後、8月下旬から9月の発生傾向としては、8月下旬は、太平洋高気圧の張り出しが弱まることで前線が南下し、雨が降る見込み。24日以降は太平洋高気圧の勢力が再び強くなるため、前線が北上し、南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり、西日本・東日本ともにゲリラ雷雨が発生しやすくなると予想されている。

 9月以降は、日本付近は高気圧や低気圧が交互に通る周期変化の天気となり、ゲリラ雷雨は減少する一方で、低気圧や秋雨前線付近での天気の崩れに注意が必要という。

 ウェザーニューズでは、ゲリラ雷雨の発生を予測し、発生前に「ゲリラ雷雨メール」を送信するサービスを提供している。2万5千人の登録者から寄せられる雲の様子やコメントと、現在全国80か所の「WITHレーダー」のデータ解析により、ゲリラ雷雨を予測し、8月15日時点で、東京で90.2%、大阪で78.9%、全国平均で約80%の確率でゲリラ雷雨の発生前に「ゲリラ雷雨メール」を送信しているという。
《田村麻里子》

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