ソフトバンクモバイルは29日、次世代高速モバイル通信サービス「SoftBank 4G」を発表した。業界最速となる下り最大110Mbpsを実現しているとのこと。11月1日より提供を開始する。 「SoftBank 4G」は、ウィルコムの「XGP」をベースとし、TD-LTEと100%互換を持つ新規格「AXGP」を採用した次世代ネットワーク。2012年度末までに、全国政令指定都市 人口カバー率99%を目指すという。具体的な端末製品としては、モバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G SoftBank 101SI」を発売。SoftBank 4Gに対応し、下り最大76Mbps、ULTRA SPEED 42Mbpsにも対応する。10台まで周辺機器が同時接続可能で電池2個が同梱される(約10時間の通信可能)。 同日開催された発表会は、ネットでも同時中継され、孫正義社長、上戸彩さん、ウルトラマンが登壇した。孫社長と上戸さんは、次世代高速モバイルインターネットがどのように生活を変えるか、プライベートも交えてトークを展開。「ULTRA WiFi 4Gにより、ダウンロードのストレスがなくなるだけでなく、クラウド上のデータが、あたかも自分のハードディスク上にあるかのように扱える」「インターネットの雑誌サービス“ビューン”も、まるで本屋さんで雑誌を手に取る感覚で閲覧可能に」とアピールした。なお、質疑応答において、10月上旬発表が噂されているiPhone 5に関連する質問も出たが、孫社長はすべて「ノーコメント」としている。