大学入試センターは12月22日、千葉県内の試験会場へ送付する予定だった、入学受験者名簿などの資料が紛失した可能性があると発表した。 資料は、大学入試センターから12月9日に日本通運に引き渡された後、12日の朝に所在が不明となり、15日になって日本通運側から所在不明に関する連絡が入ったという。その後、日本通運では引き続き捜索を行っているものの、22日現在で未だ発見できておらず、今回の公表に至ったとしている。 該当する資料には、千葉県内の一試験場分の受験者の名簿として、受験番号、氏名、性別、生年月日、高校名、個人の電話番号、携帯の電話番号などの個人情報が記載されているという。そのほか、別冊子試験問題の配付希望者名簿と受験状況調査用などの帳票類も含まれている。資料については、代替のものを用意し試験当日の受験には影響がないとしている。 大学入試センターでは、 日本通運に対し引き続き荷物の発見に全力を尽くすよう指示したうえで、受験者に与える影響を考慮し、資料が紛失した試験場名は公表せず、該当する受験生には文書で報告とお詫びをするとしている。