【e絵本】お正月にいかが? 自分で作る絵本アプリ

 今回は、お正月ののんびり時間にぴったりの創作絵本アプリをご紹介。「ピッケのつくるえほん」iPad対応版、開発グッド・グリーフ。通常価格850円のところを期間限定で600円。パソコン版もある。

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作成画面
  • 作成画面
  • 録音画面
  • 吹き込んだ声を再生する画面
  • お話をプレゼントすることもできる
  • 作品を一覧できる本棚も
 あけましておめでとうございます。

 今回は、お正月ののんびり時間にぴったりの創作絵本アプリをご紹介。「ピッケのつくるえほん」iPad対応版、開発グッド・グリーフ。通常価格850円のところを期間限定で600円。パソコン版もある。

 【e絵本】で取り上げるのはいつも、ストーリーの完成した絵本アプリだ。が、今回は「自分で作って録音できる」アプリである。

 大人からは「面倒くさい」の声が聞こえそうだが、そこはお正月に免じて許してほしい。エネルギーを持て余した子どもたちが「作る」アプリに夢中になれば、一時の静けさも得られるし、何より日頃気づかないわが子の創造力を発見できるかもしれない。

 操作は簡単。真っ白い見開きページが広がれば、もう絵本を作り始められる。絵柄は、あらかじめ用意された「ピッケ」などのキャラクターを使ってもよし、図形ツールの「デジタル積木」でオリジナルを作ってもよし。iPad版では見開き数を、最高12見開きまでで自由に設定可能なので「絶対に何ページ分のお話を考えさせなきゃ…」と心配する必要もない。

 完成したらオンラインで誰かに贈ったり、プリントして手のひらサイズの絵本としても楽しめる。お年玉のお礼に自作の絵本をプレゼント、なんて素敵な使い方だ。

 興が乗ってきたら、あえて大人は手を出さず、意欲作の登場を待つのがお勧めだ。出来上がった作品の良いところを、存分に誉めてあげてほしい。子どもたちの一年が、笑顔でスタートするはずだ。
《てらしまちはる》

てらしまちはる

ワークショッププランナー/コラムニスト/絵本ワークショップ研究者。東京学芸大学個人研究員。2022年3月に単行本『非認知能力をはぐくむ絵本ガイド180』(秀和システム)を刊行。絵本とワークショップをライフワークとしている。アトリエ游主宰。

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