【センター試験】駿台、概況や難関大動向を解説

 駿台予備学校とベネッセコーポレーションは1月19日、センター試験の全体概況と難関大動向の「インターネット説明会」をデータネット2012にて公開した。駿台では、2次出願や私大合格判定のシミュレーションが行えるシステム「インターネット選太君」を公開している。

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 駿台予備学校とベネッセコーポレーションは1月19日、センター試験の全体概況と難関大動向の「インターネット説明会」をデータネット2012にて公開した。

 データネット成績概況では、参加人数は438,682人(参加校数4,631校)、5教科平均点は、5-7文系581.5点、5-7理系601.5点、5教科総合593.7点となっている。

 2012年度センター試験の確定志願者数は、前年度と比べて3,447人減少し、555,537人。現役生が2,708人、既卒生が463人減少した。志願者数に占める現役生比率は、79.2%となり、現役生中心の入試が続いているとしている。

 5教科7科目900点集計の予想平均点は文系が570点(得点率63.3%)、理系が589点(得点率65.4%)となり、前年と比較して、文系は+4点、理系は+15点となった。なお、第1解答科目での5教科7科目900点集計の予想平均点は文系が569点、理系が589点となり、高得点科目による平均点との得点差はほとんどみられないとしている。

 18日午後、大学入試センターが発表した平均点(中間集計)をみると、平均点が上がったのは、化学Iなど。逆に平均点が下がったのは、現代社会など。また、新設された「倫理・政経」の平均点は68.3点となった。「得点調整」については、20日に正式発表が予定されているが、実施の可能性は極めて低いとしている。

 難関国立10大学(北海道大、東北大、東京大、東京工業大、一橋大、名古屋大、京都大、大阪大、神戸大、九州大)全体の志望者数は、大阪大や東京工業大などでの後期日程廃止の影響もあり、対前年指数96と前年より減少している。

 学部系統別では、理系学部で志望者数が前年を上回っている大学が多くみられ、特に理学部、医学部医学科、歯学部で志望者数の増加が顕著となっている。個別大では、大阪大・工において、後期日程が廃止され、前期日程の募集人員が増加するが、志望者数も対前年指数109と増加しており、募集人員拡大による大幅な難易度低下は考えにくいと分析している。

 このほか、データネットでは大学別動向も公開している。なお、今年度は入試制度変更(第1解答科目)によって、選抜方法にも付帯条件のついた大学が多くあり、データネットでも対応できないケースが発生した場合には「データネット2012判定支援シート」をダウンロードして使用するようにと注意している。

 なお、駿台予備校が提供する「I-SUM Club(アイサムクラブ)」では、センター試験の得点と二次型模試の得点を入力し、2次出願や私大合格判定のシミュレーションが行えるシステム「インターネット選太君」を公開している。利用にあたってはI-SUMClubの会員登録(無料)が必要となる。

《前田 有香》

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