【高校受験2014】推薦入試廃止から2年、茨城県公立高校入試の特徴と対策を聞く…思学舎

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思学舎グループ 集団部門責任者の遠藤幸輝氏
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 2013年より推薦入試制度が廃止された茨城県公立高校入試。学力検査の傾向や入試対策など、制度変更後2年目となる2014年入試について、思学舎グループ 集団部門責任者の遠藤幸輝氏に聞いた。

--2013年入試より推薦入試制度が廃止されましたが、制度変更によってどのような変化がありましたか。

 変化というところでは、推薦入試が廃止されたことで、合否決定において曖昧だった部分がはっきりしました。これまで行われていた推薦入試では、調査書が大きく影響していたこともあり、何が基準で選抜されているのかが曖昧でした。

 推薦入試の曖昧さがなくなったことで、面接対策などの負担が減り、何を勉強すればよいかが保護者や生徒にとってわかりやすくなったと思っています。

--学力検査の傾向はいかがでしょうか。

 入試は定期テストと異なり、記述問題、グラフ・資料の読み取り問題、英語のリスニング、英作文など、教科書の内容理解だけではカバーできない部分が多くなっています。そのため、早い時期から入試タイプの問題に備える必要があります。

 特に理科と社会の入試問題は、応用(活用型)問題が多い傾向にあります。中学1年生からの知識事項の定着が必須であるため、受験学年になってから入試問題を見て難易度の高さに驚く生徒もいます。その一方で、英語、数学、国語は積み上げの教科なので全学年の内容理解が大切になります。

 また、今年の入試では英語の問題に変化があり、長文や英問英答など英語で答える問題が増えました。それによって、難易度が上がるため、今後も平均点は厳しくなります。現在平均点が高い国語も、おそらく数年の間に難易度が上がると想定しています。

--内申書の影響はどのようなものでしょうか。

 全体的には、推薦入試が廃止されたことで、内申書の影響は減りました。絶対評価に変わり内申書の評価も以前に比べて高めになっていることもあり、あまり内申書で差が出にくくなっています。学力検査重視の入試になったと言えるでしょう。

 ただ、入試における内申書の影響が減ったとは言っても、定期テストなどは生徒のモチベーションを上げる大切な機会です。目標を設定し、達成していくことでモチベーションを保ち、入試対策に進んでいくことは大切だと考えています。

--そのほか、茨城県の公立高校入試の特徴についてお聞かせください。

 茨城県の場合、地域によって中学校の授業内容や進度が異なり、学校の学年順位だけでは、受験校を選択する材料には不十分です。そのため、入試情報を収集するうえでも、学校間の比較だけではなく、県内のほかの地域まで視野を広げる必要があると思います。

 思学舎では、さまざまな地域の生徒が一緒に机を並べて学習する機会を設けています。ほかの地域の生徒が何を勉強しているのかを知ることで、自分の正確な位置を把握することが、生徒にとって大切だと考えています。

--受検日まで残り数か月となりましたが、これからの過ごし方などを教えてください。

 ひとつは、公立高校志望の場合でも私立高校入試の対策をしっかり行うことです。私立高校入試の結果発表後に公立高校の入試となります。よって、私立高校の結果は、公立高校入試に大きく影響します。しっかりと準備を整えましょう。

 また、1月以降は、体調を整えることに専念してほしいと思います。平日・休日に関係なく生活リズムを崩さないことが大切です。教材を徹底して使い切るということも大切です。教材が中途半端な状態で受検すると、当日生徒が自信をもって問題に取り組めなくなります。

--受検者や保護者にメッセージをお願いします。

 受検者のみなさんは、さまざまな模試や実力テストのデータなどによって、自分の現状は把握できているかと思います。コツコツと長い時間かけて身につけてきた知識や学力は受検当日になくなるわけではないので、焦らず落ち着いて日々の学習に取り組んでほしいですね。

 もちろん当日は緊張するとは思いますが、それはほかの受検者も同じです。「自分に解けない問題は、ほかの子も解けない」ぐらいの気持ちで臨み、力を出し切ってほしいと思います。

--ありがとうございました。
《湯浅大資》

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