そこはかとない高級感を漂わすレクサス GS、島崎七生人 試乗

そこはかとない高級感を漂わすレクサス『GS』。パフッ!と物静かに閉まるフロントドアの音の高品位ぶりに「おっ」と思わせられた。

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そこはかとない高級感を漂わすレクサス『GS』。パフッ!と物静かに閉まるフロントドアの音の高品位ぶりに「おっ」と思わせられた。

今後のレクサスの“打ち出し”というスピンドルグリルも、いずれコチラの目がこなれてくるかも知れない。クラス相応の不当に肥大化しなかったボディは、乗り込んでもクルマの感覚が掴みやすい。

室内は後席のシート形状と寝過ぎない適切な背もたれ角度は2世代目GS(日本名=『アリスト』)以来の美点。ドライバーの眼前のインパネまわりは、装飾過多ではないのが好感がもて、初めて乗った瞬間から、落ち着き感があり居心地がいい。厚みのあるレザーを使ったシート(F SPORTも18ウェイが標準ならなお可)、ソフトパッドが随所に仕込まれた内装トリムなども、さすがひと手間かかっている。

走りはF SPORTは、4WSを効かせた、あえてトガらせたハンドリングが持ち味で、なかなかの刺激が味わえる。が、レポーターには標準車のなめらか系の走りのほうがしっくりし、しかも250のエンジン性能でも十分にファンだと思えた。胸のすく加速感が味わえる。他方で350は当然ながらそれより速く、チカラミナギル雰囲気をもつ。

島崎七生人│AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

【レクサス GS 試乗】落ち着きのある内装とは裏腹にトガった走り…島崎七生人

《島崎七生人@レスポンス》

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