advertisement

学研、小中高白書…好きな教科「体育・数学」嫌いな教科は?

 小中高校生の好きな教科1位は、小学生が「体育」、中高生が「数学」であることが、学研教育総合研究所が2025年3月13日に発表した小学生白書・中学生白書・高校生白書Web版の第3弾調査結果から明らかになった。「嫌いな教科」「生成AIの利用」「探究学習」「長期の欠席」などについても調査結果をまとめている。

教育・受験 小学生
一番好きな教科・一番嫌いな教科
  • 一番好きな教科・一番嫌いな教科
  • 生成AIの利用経験
  • クラスに長期欠席者がいる割合

 小中高校生の好きな教科1位は、小学生が「体育」、中高生が「数学」であることが、学研教育総合研究所が2025年3月13日に発表した小学生白書・中学生白書・高校生白書Web版の第3弾調査結果から明らかになった。「嫌いな教科」「生成AIの利用」「探究学習」「長期の欠席」などについても調査結果をまとめている。

 2024年の小学生白書・中学生白書・高校生白書Web版は、2024年11月に調査を実施。日常生活から自分自身、将来、学習についてなど、多岐にわたる質問で調査を実施し、これまで2024年12月と2025年2月に、日常生活に関する調査結果を2回にわけて公表している。今回は調査結果の第3弾として、学習や学校生活に関する結果について公表した。

 好きな教科ランキングは、小学生1位「体育」、中学生と高校生の1位「数学」という結果に。一方、嫌いな教科では、小学生1位「算数」、中学生と高校生の1位も「数学」となり、数学が好き嫌いの両方でトップとなり、得意・苦手が二極化していることがわかる結果となった。

 生成AIの利用経験については、ChatGPTなどの対話型生成AIを学校で利用したことがあると回答した割合は、小学生16.8%、高校生で27.7%であった。また、家庭での利用経験は、小学生で18.3%、高校生で39.5%と、家庭での利用が学校を上回る結果となった。特に小学生では、前回調査から学校での利用が7ポイント、家庭での利用が5.8ポイント上昇しており、生成AIの利用が増加していることがうかがえる。

 長期欠席については、「クラスに長期間お休みしている人がいる」と回答した割合が、小学生で25.8%、中学生で44.8%、高校生で29.3%であった。特に中学生での割合が高く、中学3年生では50.0%にのぼる。中学3年生をピークに、小学5年生から高校1年生までが3割を超えていることがわかる。

 各白書の詳細な結果は、学研教育総合研究所のWebサイト内、白書シリーズWeb版ページに掲載されている。2024年の調査結果のほか、過去の調査結果も見ることができる。

《吹野准》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top