日本人の4割が花粉症、約半数が「市販薬」を使用

 本格的な花粉症の季節がやってきたが、大正製薬が「花粉症対策に関する調査」を実施。花粉症患者は全体の約4割、対策としてマスクのほか市販薬を使用する人が多いことがわかった。

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「いつから花粉症が始まったか?」という質問には「4年以上」が8割を超えたが、年々新しい患者が増えていることもわかった
  • 「いつから花粉症が始まったか?」という質問には「4年以上」が8割を超えたが、年々新しい患者が増えていることもわかった
  • 「花粉症対策として行うことは?」
  • 『抗アレルギー薬』と『抗ヒスタミン薬』を使い分けている人は1割強という結果に
  • 抗アレルギー薬の「パブロン鼻炎カプセルZ」
  • 抗ヒスタミン薬配合の「パブロン鼻炎カプセルS
 本格的な花粉症の季節がやってくるなか、I&S BBDOが「花粉症対策に関する調査」を実施した。その結果、花粉症患者は全体の約4割、対策としてマスクのほか市販薬を使用する人が多いことなどがわかった。

 同調査では、まず全国各地の20代~50代の男女5,000名を対象に、「花粉症」に関する事前調査を実施。「あなたは花粉症か?」と聞いたところ、「花粉症である」と答えた人は38%と約4割にのぼった。また、「いつから花粉症が始まったか?」と聞くと、「今シーズン」が1%、「昨シーズン」が4%、「2年前」が5%、「3年前」が7%、83%が「4年以上前から」という結果になった。

 次に、花粉症に対する知識や情報が比較的多いと思われる「3年以上前から花粉症である」と回答した500名に対して、より詳しく「今年の花粉症対策」の実態を調査した。「今シーズン、花粉症の症状は出ているか?」と聞くと、22%が「すでに出ている」と回答。調査をおこなった2月上旬の時点で、すでに5人に1人が花粉症の症状が出始めていることがわかった。

 一方で、「今シーズンの花粉症対策は、例年に比べて十分か?」と聞いたところ、36%が「十分でないと思う」と回答。3人に1人は今シーズンの対策不足を感じているようだ。

 続いて、「今シーズン行っている、または行う予定の花粉症対策」を調査。その結果、「マスクを着用する」(67%)、「市販薬を使用する」(46%)、「空気清浄機・加湿器を使用する」(34%)、「病院での処方薬を使用する」(34%)といった対策が多くあげられた(複数回答可)。

 その結果を踏まえ、花粉症対策の中でも「マスクの着用」に次いで多かった「市販薬の使用」について、「今シーズンは、処方薬と比べて市販薬に頼る機会は増えそう?」と質問したところ、約半数の44%が「増えそう」と回答。その理由としては、「病院に行く時間がないから。(神奈川県・35歳男性)」、「必要な時にすぐに手に入れることができるから。(岡山県・22歳女性)」など、手軽さや購入のしやすさをあげる声が多く見られた。

 また、「症状に合わせて、薬を調整できる(埼玉県・42歳男性)」など機能面をあげる回答や、「今年の花粉飛散は少ないらしいので、一旦は医者に行かずに市販薬で乗り切ろうと思う。(大阪府・54歳女性)」など、例年に比べ少ないと言われる今年の花粉事情による回答もあった。

 花粉症対策の薬には、発症後すぐ服用することで症状が出にくくなり、また軽症にとどめることが期待できる「抗アレルギー薬」と、すでに発症した花粉症の症状を緩和するために用いられる「抗ヒスタミン薬」がある。そこで花粉症歴3年以上の人に、「花粉症のくすりには、『抗アレルギー薬』と『抗ヒスタミン薬』があるということを知っているか?」と聞くと、「知っている」と答えた人は50%と半数にとどまった。また、「両者の違いを説明できる」という人は16%という結果になり、「実際に使い分けている」という人に至ってはわずか13%だった。

 調査を行ったI&S BBDOでは、内服薬の使い分けの一例として、2種類の「パブロン鼻炎カプセル」を紹介している。症状の出始めや、つらくなる前の段階の人には、抗アレルギー薬の「パブロン鼻炎カプセルZ」が、すでに症状が出てしまった人や、つらい症状を今すぐとめたい時には、抗ヒスタミン薬配合の「パブロン鼻炎カプセルS」という風に使い分けると効果的とのことだ。

全体の4割が「花粉症」、主な対策は「マスク」と「市販薬」……I&S BBDO花粉症調査

《編集部@RBB TODAY》

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