河合塾、「ポスト3・11 変わる学問 気鋭大学人からの警鐘」刊行

 学校法人河合塾では、震災後の変わる学問と学びを考えるための書籍、「ポスト3・11 変わる学問 気鋭大学人からの警鐘」を3月16日に刊行する。

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ポスト3・11変わる学問 気鋭大学人からの警鐘
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 学校法人河合塾では、震災後の変わる学問と学びを考えるための書籍、「ポスト3・11 変わる学問 気鋭大学人からの警鐘」を3月16日に刊行する。

 河合塾は、昨年の東日本大震災後、復興に貢献しようとする若者たちを応援するため、大学・研究機関の研究者に呼びかけ、全国の中学生・高校生に向けて、「今、なぜ学ぶのか」「学問の意味とは何か」を語るメッセージを載せたサイト「今こそ、学問の話をしよう」を制作した。 

 「ポスト3・11 変わる学問 気鋭大学人からの警鐘」は、その中で見えてきた変わろうとする学問の動きをとらえ、学問と学びの再生のチャンスにできないかという思いから企画したという。

 同書は、日本の学問をリードする33の大学・研究機関の55名の研究者に、それぞれの学問の立場から、震災後の社会のあり方について考えたり、被災地での活動で感じたこと等を通して、それぞれの学問でできることや社会の活性化等について語ってもらったもの。震災から1年が経過した今、中学生・高校生から社会人まで、幅広い人々に読んでもらうことで、新しい時代を切り拓く一助となればという思いを込めて作成したという。

 同塾では、学問の進むべき方向性、さらに今後問われるであろう具体的かつ詳細な問題点を浮き彫りにすることで、震災後の社会の希望へと導くことができればとコメントしている。

◆ポスト3・11 変わる学問 気鋭大学人からの警鐘
・発売日:3月16日(金)予定
・出版社:朝日新聞出版
・価格:1,500円+消費税
[内容]
第1章 「学問の再生のために」
グローバル化や経済不況、さらには震災・原発事故で信頼を失いつつある学問の再生の方向性を、学界の重鎮、リーダー、気鋭の若手研究者が語る。

第2章 「自らの手で自らの社会を」
自らの幸福や互いの尊重のために作ってきた戦後の日本社会が、逆に自らを苦しめていないか。これまで、ともすれば状況を分析するだけの批評家になりがちでもあった人文・社会系学者が、大学の外の人やさらに学生、そしていずれ大学に入る高校生をも巻き込み、行動し始めた。そんな新しい胎動を紹介する。
・特集 高校生、学問と対話する〜「福島県立磐城高校レポート」
被災した現場だからこそ生まれる新しい学び。復興という課題のために、自らの進学だけではない、地域に開かれ大学の学問も取り入れた学びの可能性を、高校生と大学研究者との対話を通して示した。

第3章 「若いから、できること」
転換には行動が不可欠。学ぶ途上にありつつ、現実の課題に挑む若い世代の中から、新しい時代が生まれる希望が現実になりつつあることを示した。

第4章 「震災を転機として」
実践力がないと思われてきた大学人。しかし、震災はそんな先入観を見事に裏切った。被災地に向かった彼らの姿から、今後進むべき学問や研究者、そして大学のあり方を見ることができた。

第5章 「地球時代を生きる」
震災は、エネルギー・環境・食糧・医療など、地球時代の生命を維持させる待ったなしの課題を明らかにした。そして学問は、単に研究のための研究ではなく、人類の未来を確かにする答を出さなければいけないことも示した。そのために必要な、異端をも取り込む大胆で勇気ある研究の姿勢を紹介。
《前田 有香》

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