NTTコミュニケーションズと毎日新聞社は3月19日、選抜高等学校野球大会に関する写真や記事を閲覧することができる新聞連動のARアプリケーション「センバツ84」による実証実験について発表した。 AR（Augmented Reality）とは、現実世界をコンピュータやネットワークを使って増強・拡張する技術。スマートフォンの普及により、紙媒体と電子コンテンツをつなぐ技術として注目を浴びていることから、両社では、春のセンバツ高校野球を題材に、どの程度定着するのかや、運用・技術面での課題を明らかにするための実証実験を行うという。 実験では、Android端末に対応するアプリ「センバツ84」をPlayマーケットにて無料で配布。アプリをインストールしたスマートフォンやタブレット端末を、毎日新聞の紙面に掲載された「第84回選抜高等学校野球大会」ロゴマークにかざすことで、連動するコンテンツが表示されるようになる。 コンテンツは新聞紙面に掲載しきれなかった多数の写真や記事などで構成され、試合が終了するたびに順次追加されていくという。また関連記事や大会トーナメント表を利用し、他の試合の写真なども手軽に閲覧できるという。 コンテンツの提供は3月21日〜4月11日までを予定。ユーザーの利用状況やアンケート調査などの検証結果により、商用化も検討してくとしている。◆センバツ84要件：ANDROID 2.2以上価格：無料サービス提供期間：3月21日（水）〜4月11日（水） ※サービス提供期間後はコンテンツの閲覧ができない
