公益財団法人成長科学協会では、第25回公開シンポジウム「幼児の生活と就学前教育を考える」を6月2日に、秋葉原UDXシアターにて開催する。 成長科学協会は、子どもの身体の発育・成長の問題だけでなく心の発達に関しても強い関心を持ち、「心の発達研究委員会」(委員長:長田久雄)を中心として活動を続けている。今回のシンポジウムでは、少子高齢化の日本において将来を担う子どもたちを、大人たちはどう守り育てていけばよいのか、各方面で活躍中の2人の専門家の提言をもとに考えるという内容。 最初に登場する東京家政大学家政学部児童学科の岩田力教授は、「子どもの保健」と題し、小児科医の立場から、心身ともに健康であることの意味と病気予防の大切さを、保健という観点から提言していくという。 次いで、幼児教育が専門の東京大学大学院教育学研究科の秋田喜代美教授は、保育の質が子どもたちに与える影響の大きさと、各園で実際に行われている工夫について、実践例を用いて講演する。 また、幼保一体化などの新たな保育体制を模索する中で、保護者、保育者、そして地域のあるべき姿について、国立小児病院名誉院長であり、心の発達研究会委員の小林登東京大学名誉教授のコメントを交えながら、質疑応答・ディスカッションも行われる予定となっている。◆公益財団法人成長科学協会 第25回公開シンポジウム 「幼児の生活と就学前教育を考える」日時:2012年6月2日(土)13:30~16:30場所:UDXシアター(秋葉原UDXビル4階)参加費:参加無料[プログラム]13:30 開会あいさつ13:35 「子どもの保健」岩田力(東京家政大学家政学部児童学科教授)14:25 「保育の質と子どもの発達」秋田喜代美(東京大学大学院教育学研究科教授)15:15 〈休憩〉15:30 指定討論 15:50 質疑応答・ディスカッション 16:30 閉会