五月晴れの気持ちのよい日に、絵本アプリと一緒に、お出かけしてみるのはいかがだろうか? 今回ご紹介するのは、「tap*rapフォトしりとり」と、その元作品「tap*rapしりとり」。どちらもiPhone/iPad対応、500円。デジタルえほんより配信中だ。 しりとりをアプリで楽しむ作品として、今年2月にリリースされた「tap*rapしりとり」。「りんご、ごりら…」と言葉をつなげていくのは普通のしりとりと変わらないが、そこに「画面をタップする」という遊びが加わる。 画面にタッチすると一面に散らばる細かい粒子。それを何回もタップしてだんだんと粒子を集めていく。その時間はつまり、「『り』で始まるものって何だろう?」と、子どもたちが考える“スキマ時間”。考えることを強要ではなく、遊びとしてうまく取り入れた例である。 さて、そのシリーズ作として4月末より配信が始まった「tap*rap フォトしりとり」は、そんなしりとり遊びを自分で作れる絵本アプリだ。作り方は簡単。アプリ内の「つくる」ボタンを押して、誘導に従い、好きな写真を撮影するだけ。 写真は少なくて3枚、最大で15枚まで収められる。「いす」の写真を撮ったから、次は「すずめ」、その次は「めがね」…と、身の回りの小探検を楽しみながら、ぼくだけ・わたしだけのしりとりをつなげていく。作る楽しみと、誰かに見せる楽しみで、ワクワクするはず! ちなみに、撮った写真にはオリジナルの読み上げ音声もつけられる。 家の中のものだけでも十分に面白いけれど、晴れた日にはこのアプリを携えて、外へ繰り出すのもおすすめ。「公園の中のもの」「昆虫」「赤いもの」など、テーマを設定してもいいかも知れない。 親子で夢中になってしりとりを作るうちに、見慣れた景色が大人にも、キラキラと映り始めるかもしれない。
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