東北大ら、電子機器の待機電力ゼロを実現する新技術を開発

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スピントロニクス論理集積回路の基礎技術
  • スピントロニクス論理集積回路の基礎技術
  • 今回の成果
  • 特長1:高信頼な不揮発性論理集積回路
  • 特長2:スピンの知識がなくても回路の設計が可能
 日本電気(NEC)と東北大学は11日、世界で初めて、電子機器の待機電力ゼロに向けた「スピントロニクス論理集積回路」の信頼性を向上する技術を開発し、試作チップで動作を実証したことを発表した。

 「スピントロニクス論理集積回路」は、電子の性質である“マイナス電荷”と微細な磁石である“スピン”を利用して、電流の方向によって磁石のN/Sを反転させて演算結果を記憶する技術。磁石の反転をデータの記憶に利用するため、電源を切ってもデータの保持ができるため、電子機器の待機電力をゼロにできる半導体技術として注目されている。

 新技術では、論理集積回路の回路部品において、演算結果を一時的に記憶するスピン素子を複数搭載し多重化した。これにより、不揮発論理回路において低確率で発生するエラーを、多重化したスピン素子で訂正し正しく読み込み可能とした。また、開発したスピン素子を組み込んだ回路部品について、トランジスタや配線の配置をプログラミングにより設計する自動配置配線に対応した。これにより、スピントロニクス技術の専門知識がなくても不揮発性の論理集積回路を簡単に設計可能となっている。

NECと東北大、電子機器の待機電力ゼロを実現する回路の新技術を開発

《冨岡晶@RBB TODAY》

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