新規高卒求人、前年同期比42%増…厚労省調べ

 厚生労働省は7月10日、2013年3月高校卒業予定者を対象とする求人状況を公表した。ハローワークへの求人申込みが開始される6月20日から5日間の求人受理人数は、57,421人分で、前年同期比16,983人分(42.0%)の増加という。

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求人受理開始後5日間の求人受理人数の推移
  • 求人受理開始後5日間の求人受理人数の推移
  • 新規高校卒業者の求人・求職状況の推移(2012年3月末時点)
 厚生労働省は7月10日、2013年3月高校卒業予定者を対象とする求人状況を公表した。ハローワークへの求人申込みが開始される6月20日から5日間の求人受理人数は、57,421人分で、前年同期比16,983人分(42.0%)の増加という。

 高校卒業予定者の採用選考は毎年、6月20日にハローワークが求人申込書の受付を開始し、7月1日に企業による学校への求人申込みと学校訪問を開始する。なお、高校生を対象とした求人は、ハローワークが求人内容を確認したのち、学校に求人が提出される。学校から企業への生徒の応募書類提出開始は、9月5日(沖縄県は8 月30日)、企業による選考開始と採用内定開始は、9月16日を予定している。

 ハローワーク職員やジョブサポーターによる求人の早期提出の働きかけにより、例年より前倒しで求人提出を行った企業が多く見られる。

 都道府県別では、前年同期から求人受理人数が減少しているのは、青森(7.4%)、大分(2.7%)、沖縄(10.3%)の3県。

 産業別では、医療・福祉(介護)は増加傾向にある。東日本では復興需要による建設業の求人が増加している。製造業その他輸出関連産業では、円高などの要因により引き続き厳しい状況となっているケースも見受けられる。

 今後の求人提出の見込みについては、前年と同程度もしくは微増と見込んでいる労働局が多いという。
《工藤めぐみ》

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