大学入試センターは7月24日、2015年度大学入試センター試験からの理科の出題方法等を一部変更すると発表した。主な変更点は、理科の基礎を付した科目は、4科目のうちから2科目を選択解答させ、1科目のみの指定はできないという。 大学入試センター試験の実施方法が複雑化していることが指摘され、文部科学省に設置された検証委員会の報告書で、2015年度大学入試センター試験の実施方法等については「可能な限りシンプルなものとする必要がある」と提言されたことによる。 主な変更点は、次の2つ。 1つ目、理科の「基礎を付した科目」は、試験時間60分で「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の4科目のうちから、2科目を選択解答させることとする。 2つ目、理科の「基礎を付した科目」は、大学の科目指定においても1科目のみの指定はできないこととする。