豊島区立の小中学校では、2012年度から健康教育の一環として、小学6年生は体育の授業で、中学3年生は保健体育の授業で、「がんに関する教育」を行っているという。 小中学生のうちから、「がんの仕組み」や「がん予防に関する正しい知識」を学び、正しい生活習慣を身に付けることが、がんを予防するのに有効な手段の一つであるとしている。なお、成人のがんについての一般的な知識を学ぶもので、小児がんについて学ぶものではないという。 教材の内容は、小学6年生向けに「がん予防のための7か条」を紹介している。また、小中学生共通に、がんを予防するために「自分でできること」と「家の人に対してできること」について家族で話題となるようなテーマになっている。 授業を進めるにあたっては、家族や身近な人が、がんの治療中などの児童・生徒への心理的配慮を行なうという。