立命館大学国際平和ミュージアムと華道家元池坊が共同で、広島県民文化センターで行われる第58回広島平和美術展で特別展示「平和の祈りを生ける」を開催する。8月2日から7日まで。 立命館大学文学部教授の木立雅朗氏と華道家元次期家元池坊由紀氏が「平和」を希求する思いに共感し、実施されることになった。 木立氏は焼き物に関する考古学が専門。同展では、第二次世界大戦中に京焼の窯元で作られた「陶器製手榴弾」を展示するほか、解説も行う。 また、池坊は今年で「花を生けた」という歴史上の記録から550年を迎え、原点である「仏前供花」の思いを込め、池坊由紀氏監修の生け花と、広島支部の約30瓶の作品を展示する。◆第58回広島平和美術展 華道家元池坊×立命館大学平和ミュージアム特別展「平和の祈りを生ける」会場:広島県民文化センター(広島市中区大手町1丁目5―3 )地下展示室日時:8月2日(木)~7日(火)10:00~18:00(ただし、6日は8:30会場、7日は17:00閉場)展示内容:「平和を祈る」…生け花大作。監修、華道家元池坊次期家元池坊由紀氏。「捨てられた陶器製手榴弾と平和」…解説、立命館大学文学部教授木立雅朗氏入場料:大人300円、小中学生、被爆者の方無料。