【夏休み】子どもの半数・母親の7割は昆虫触れず

 小中学生の理科自由研究を募集・表彰している「自然科学観察コンクール」は、今日の小学生の「夏休みの自由研究」事情や「自然との触れ合い」についてアンケート調査を実施した。

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「2015年・夏休み、小学生が取り組む予定の自由研究」「母親が、過去に取り組んだ自由研究」
  • 「2015年・夏休み、小学生が取り組む予定の自由研究」「母親が、過去に取り組んだ自由研究」
  • 「現在の小学生の昆虫への興味」「現在の小学生が昆虫に触れるか触れないか」
  • 「母親の昆虫への興味」
  • 「子どもと自然の触れ合いについて、母親の考え」
 小中学生の理科自由研究を募集・表彰している「自然科学観察コンクール」は、今日の小学生の「夏休みの自由研究」事情や「自然との触れ合い」についてアンケート調査を実施した。結果、子どもの2人1人は昆虫を触れないことがわかった。

 「自然科学観察コンクール(通称、シゼコン)」は、毎日新聞社、自然科学観察研究会主催、オリンパス協賛の小中学生の理科自由研究を募集・表彰するコンクール。夏休みに際し、同コンクールは7月28日から7月31日の期間で、小学生の子どもを持つ全国の母親600名に対し「夏休みの自由研究」や「自然との触れ合い」についてインターネット調査を行った。

 調査の結果、夏休みの宿題として自由研究が出されたかという質問に対し、「提出必須の宿題」「選択のひとつとして宿題になっている」との回答がそれぞれ全体の約3分の1ずつを占めた。2015年の夏休みも、自由研究に取り組む小学生が多いようだ。

 子どもが取り組む予定の自由研究として、回答がもっとも多かったのは「植物観察」。2位は「昆虫観察」、3位は「天体観測」「生物観察(昆虫観察)」となった。また、母親世代にかつてどのような自由研究に取り組んでいたかを聞くと、結果は同様に1位は「植物観察」、ついで「昆虫観察」「天体観測」があげられた。「植物観察」や「昆虫観察」は、親子2世代にわたり自由研究テーマにランクインしていることがわかる。

 しかし、子どもは「昆虫」を触ることができるかという質問を行ったところ、昆虫に「触ることができる」という回答は全体の51.7%に留まり、半数近くの小学生は昆虫を触れないことがわかった。また、昆虫を苦手と回答した母親は約7割にのぼった。

 一方、昆虫を苦手としながらも、子どもが自然と触れ合うことについてほとんどの母親は肯定的な考えを示している。同コンクールはこの結果に対し、夏休みの自由研究を自然と触れ合うきっかけとすることを提案している。
《佐藤亜希》

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