【中学受験2013】東京都市大付属、2013年よりコース制を導入

 東京都市大学付属中学校は8月2日、2013年4月よりコース制を導入すると発表した。「II類」最難関国公立大コースと「I類」難関国公立私大コースの2つのコースを設けるという。

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「II類」と「I類」の2つのコース
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 東京都市大学付属中学校は8月2日、2013年4月よりコース制を導入すると発表した。「II類」最難関国公立大コースと「I類」難関国公立私大コースの2つのコースを設けるという。

 同校の前身は、武蔵工業大学付属中学校で、2007年に新校舎が完成し、2009年に東京都市大学付属中学校へ改称した。この2年連続過去最高の大学合格実績を出し、中学の志願者数も2年連続して都内最高となった。今年は中高一貫第1期生が高3となり、内外からその進学実績に注目が集まっている。新入生や保護者の多くが難関国公立大への進学を希望しており、こうした要望にこたえるため、2013年4月より「新コース制」を導入することとなった。

 東大・京大・東工大・一橋や国公立医学部を目指す「II類」最難関国公立大コースは、定員40名(1クラス)、旧帝大等の難関国公立、早大・慶大等の難関私大を目指す「I類」難関国公立私大コースは、定員200名(5クラス)をそれぞれ募集する。受験生は、願書提出時にII類、I類を選択する。

 II類とI類の入試は、同一日程の同一問題で実施し、合格ラインをII類75%、I類60%を目安とする(問題の難易度により変動する場合あり)。II類希望でII類の合格ラインに達していなくても、I類の合格ラインに達していればI類合格とする「スライド合格」や、II類希望でも、II類の合格ラインに達していればII類合格を認める「逆スライド」、I類で合格した権利を有したまま、II類を目指してその後の入試を受験できる「再チャレンジ受験システム」も設ける。

 入試日程について、試験日は、第1回が2月1日(金)午後、第2回が2月2日(土)午前、第3回が2月4日(月)午前、第4回が2月6日(水)午前。募集対象は、2013年3月に小学校を卒業する予定の男子。出願期間は、1月20日(日)~試験日の前日まで。試験科目は、国語・算数・社会・理科の4教科となっている。生徒募集要項(入学願書)は8月末以降に配布を予定している。

 入学後について、中2から中3に進級するときに、I類成績上位者はII類へ転類することができる。中3と高1のクラス編成は、II類、I類ともに学力差が顕著となる数学の成績により習熟度別クラスに分かれる。さらに英語も生徒の習熟度にあった授業を受けられる。

 また、高2でのクラス編成は、II類では文理の選択により、I類では高1時の英数国社理の5教科の成績により習熟度別クラスに分かれる。ただしI類の場合は理系では英数理に、文系では英国社に比重をおいた基準となっている。高3でのクラス編成は、II類では「東大・東工大コース」と「東大・一橋大コース」の2コースに、I類では文理別に「難関国立大コース」と「難関私大コース」の4コースに分かれる。
《工藤めぐみ》

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