【高校野球】大会11日目の日程が終了、桐光学園を含む8強が出揃う

 第94回全国高校野球選手権大会は8月8日より阪神甲子園球場で開催されており、大会11日目は、3回戦の4試合が行われ、8強が出揃った。注目されていた桐光学園の松井投手は、3試合連続の二桁奪三振、攻守が噛み合い準々決勝に進んだ。

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 第94回全国高校野球選手権大会は8月8日より阪神甲子園球場で開催されており、大会11日目は、3回戦の4試合が行われ、8強が出揃った。注目されていた桐光学園の松井投手は、3試合連続の二桁奪三振、攻守が噛み合い準々決勝に進んだ。

 第1試合の作新学院(栃木)と仙台育英(宮城)の一戦は序盤から接戦。1回表に2安打で仙台育英が先制すると、1回裏には安打と四球で塁に出た2人を2塁適時打で返し作新学院が逆転。すると2回表には、仙台育英の渡邊選手が大会42号となるソロ本塁打で同点にする。同点のまま7回を迎え、仙台育英のエラーを点に結びつけた作新学院が勝ち越し、その後試合は動かずゲームセット。作新学院が2年連続となる8強入りを果たした。

 第2試合は注目の桐光学園(神奈川)と浦添商(沖縄)の一戦。桐光学園は、1回表に先頭打者本塁打で先制すると、その後3回にも水海選手がソロ本塁打。6回にも2点を加え、確実に点を重ねた桐光学園が4-1と快勝。好調だった浦添商の打線は、桐光学園の松井投手の前に4安打12三振と力を発揮できず、8回の1得点に抑えられた。桐光学園の松井投手は、3試合で合計53奪三振。大会通算最多奪三振記録更新まで残り31、決勝まで進めば十分可能な数字だ。大会12日目に行われる光星学院(青森)との一戦が注目だ。

 第3試合は、天理(奈良)と浦和学院 (埼玉)の一戦。天理は1回に先制すると、その後2回、3回と連続追加点。2回表に一度浦和学院に同点にされるが、2回裏の攻撃で勝ち越したことで流れをつかんだ。天理はその後5回にも2点を追加し、6-2と快勝。浦和学園は、甲子園初登板の山口投手を先発起用した采配が実らず、2回までに3失点、2人目の小島投手も3回を投げ3失点と苦しんだ。天理は、8年ぶりの8強入り、大会12日目に大阪桐蔭(大阪)と対戦する。

 第4試合は、両校ともに中1日での試合となった東海大甲府(山梨)と宇部鴻城 (山口)の一戦。両校ともに無得点で序盤を終え、5回表に宇部鴻城が2点を先制すると、東海大甲府も5回裏に2点入れ同点にする。試合は、緊迫した終盤7回裏に動く。宇部鴻城の悪送球で無死二塁とすると、東海大甲府は送りバントで手堅く一死三塁にし、ショートゴロで三塁走者を生還させる。この回無安打で勝ち越した東海大甲府が1点を守りきった。大会13日目に作新学院(栃木)と4強入りをかけて対戦する予定。

 8月20日(月)は、4強をかけた2試合が行われる。注目は、打線が好調な光星学院(青森)と桐光学園 (神奈川)の一戦。2試合連続本塁打の北條が引っ張る光星学院の打線を2日連続の登板が予想される桐光学園の松井がどう抑えるかが見所だろう。大阪桐蔭(大阪)と天理(奈良)の第2試合は、好投でチームを支える天理のエース中谷投手が2日連続登板、2試合5本塁打の長打力を誇る大阪桐蔭打線をどう抑えるかが勝敗の鍵となるだろう。一方大阪桐蔭はエース藤浪を2回戦に温存。中6日とコンディションも十分。

◆大会第11日、8月19日(日)結果
仙台育英(宮城)2-3 作新学院(栃木)
桐光学園(神奈川)4-1 浦添商(沖縄)
天理(奈良)6-2 浦和学院(埼玉)
宇部鴻城(山口)2-3 東海大甲府(山梨)

◆大会第12日、8月20日(月)予定
光星学院(青森)- 桐光学園(神奈川)
大阪桐蔭(大阪)- 天理(奈良)
《湯浅大資》

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