国際地学オリンピック、金1名と銀3名のメダル獲得

 アルゼンチンで開催された「第6回国際地学オリンピック」に日本から4名の高校生が参加し、金メダル1名、銀メダル3名と、参加者全員がメダルを手にする健闘を見せた。

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 アルゼンチンで開催された「第6回国際地学オリンピック」に日本から4名の高校生が参加し、金メダル1名、銀メダル3名と、参加者全員がメダルを手にする健闘を見せた。

 国際地学オリンピックは、国際地質科学連合(IUGS)の下部組織が支援するInternational Geoscience Education Organization(IGEO)の主要活動として創設された、高校生のための地学の国際大会。2007年に第1回大会が韓国で初開催。大会は、地学分野に秀でた生徒の発掘と地学学習の促進、ならびに地学および地学教育における国際交流・協力の促進を主な目的としている。日本では、2008年以降毎年4名の生徒を国際地学オリンピックに派遣している。

 第6回となる今回は、2012年10月8日から12日にアルゼンチン・オラバリア市で開催。世界17の国や地域から66名が参加した。

 国際地学オリンピックでは、世界中から選抜された選手が筆記試験と実技試験で成績を競い、上位10%に金メダル、20%に銀メダル、30%に銅メダルが与えられる。また、試験のほかに、国際混成チームでの国際協力野外調査、現地での高校訪問、開催地の自然や文化を知る催しなども行われる。

 受賞者は、金メダルが中里徳彦さん(横浜サイエンスフロンティア高校3年)、銀メダルが島本賢登さん(広島学院高校3年)、松尾健司さん(灘高校3年)、丸山純平さん(聖光学院高校3年)。

 また、アルゼンチン大会中に開催された運営委員会で、2016年第10回国際地学オリンピック日本大会(三重県)の開催が正式決定した。
《水野こずえ》

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